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慣れ親しんだ使い心地の“新しい相棒”

書かれた 沿って mobilephonebrand

いろんなレンズでX100Vと使い分け

2021年、私が買った唯一の現行カメラは、富士フイルム「X-E4」。性能や写りのよさに加え手に入れやすい価格が魅力のミラーレスカメラだ。正直、「買った、買った」と上から目線で威張れるような代物ではない。ただ、私自身先代モデルの「X-E3」からこのシリーズを愛用していることもあり、本モデルに対する期待は極めて高く、今年2月の発売日に手に入れたほどだ。

慣れ親しんだ使い心地の“新しい相棒”

個人的にX-E4はプライベートでの撮影をメインとする日常使いのカメラとしている。その大きな理由のひとつが、同じく日常使いとしている「X100V」と操作感などよく似ているからだ。なかでもEVFのアイピースや露出補正ダイヤル、フォーカスレバーの位置はほぼ同じ。またボディの大きさやシェイプなども大きく変わらないなど、2台を違和感なく使うことができる。加えて、撮影の要であるイメージセンサーや映像エンジンについても両モデル同じであるため、生成される画像の仕上がりも同一と考えてよいこともこのカメラを選択した理由として大きい。

ちなみにX100Vとともに持ち歩く時は、廉価ながら写りのよい望遠ズーム「XC 50-230mmF4.5-6.7 OIS II」、もしくは超広角単焦点の「XF14mmF2.8 R」のどちらかを装着して、X100Vと画角が被らないようにしている。また、時折楽しむポートレート撮影では、トキナー「atx-m 33mm F1.4」と、同じく「atx-m 56mm F1.4」を使用することが多い。この2本は純正レンズ並みに優れた写りが得られ、X-E4との重量的なバランスもよく気に入っている。

X-E3まではボディ前面にあり直感的で速やかな設定を可能にしていたフォーカスモード切換レバーが廃止されるなど、一部操作感の悪くなったところもないわけでもないが、X-E4はX100Vとともに自分にとってよき相棒となっている。

本来なら昨年開催のはずだった世界的なスポーツイベント。都内会場周辺はいずこも物々しい警備で、親しみや楽しさなどとは無縁であった。税金の使い途なども含め果たしてこのイベントを行う必要があったのか、未だ考えることは多い。FUJIFILM X-E4 / XF14mmF2.8 R/ 絞り優先AE(F5.6・1/1250秒・-0.33EV) / ISO 160 / フィルムシミュレーション:ACROS