adidas Originals|ADIMATIC
今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。今回はスケートボードシューズ人気が高まる中、満を持してアディダスの名品が復刻に! レトロなデッキシューズや通勤にも履けるブラックレザーのスリッポンもセレクト。【写真】東京スニーカー氏が選ぶ、買うべき大人スニーカーのアイテム画像をもっと見る
スニーカー¥12500/アディダス オリジナルス(A.T.A.D)※3月26日発売
「ファンの間ではなぜ復刻されないんだろう? と常々、疑問視されていたアディマティック。日本ではヒットしましたが、グローバルでは今ひとつだったらしく、ドイツ本社と温度差があったようです。今回はアトモスのディレクター、小島奉文さんの熱い思いが伝わってめでたく復刻に至りました。ワイドスリーストライプスやファットシューレースよりも僕的には横から見たときのこのソール! トウのジグザグにエクストリームなエッセンスがあって、今見てもやっぱりカッコいいと思います」(小澤)
スニーカー¥11000/アサヒ(ペルシカ)※3月上旬発売予定
「アサヒのデッキシューズは、形のきれいさで群を抜いています。70年代のアメリカ製デッキシューズをもとに製作した木型を使って、トップサイダー的なフォルムを実現しているというのは有名な話。ヴァルカナイズド製法にこだわって、久留米でつくられています。職人的な技が随所に感じられて、仕上げの美しさにも日本製のよさが出ています。そしてこの90年代のカルチャーを感じる黒×青×白の配色。太めのパンツからスッと出る細身のトウの見え方がきれいで、そこも気に入っているポイントです」(小澤)
スニーカー¥15400/メレル(丸紅フットウェア)
「履いていたら服好きに『しゃれてるね。どこの?』と聞かれそうなメレルのレザースリッポン。メレルのビジネスカジュアルライン、“ワールド”シリーズから出ています。スクエア気味のトウやサイドのステッチが象徴的なオパンカ製法(ソールの端を巻き上げて、アッパーに縫い付ける製法)で、リラックス感のある履き心地になっています。いなたさもあるけれど、ヌメリのある革の質感が上品で、軽量だからビジネスユースにもいい気がします」(小澤)
小澤匡行さん
小澤匡行「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5cm。Photos:Yuichi Sugita/Stylist:Masayuki Ozawa/Composition&Text:Hisami Kotakemori/Illustration:Yoshifumi Takeda