国内でSIMフリースマートフォンを発売しているXiaomi Japanは、Mi 11 Lite 5GなどといったXiaomiが発売したSIMフリーモデル(公開市場版)のすべての機種において不具合が生じている事を明らかにしました。
問題点はデュアルSIMに起因しており、特定の条件下において緊急通報が利用できなくなる重大な問題となっています。
一部機種では改善されているものの、不具合は国内で購入可能なシャオミ製SIMフリー端末すべてのモデルが対象です。
これまでに不具合が確認され、Xiaomi Japanから問題が発表されているスマートフォンは8機種に上ります。
これは日本で発売されたSIMフリーモデル(デュアルSIM対応)のシャオミ端末のすべてが不具合の対象であることを指していて、特に人気の高い「Mi 11 Lite 5G」や「Redmi Note 9S」らでも不具合が確認されてることが記されています。
当初問題が発覚したのは「Redmi 9T」だけだったのですが、その後不具合が起きる機種が更に多かったことが明らかになり、不具合の対象は結果として全機種に広がった形です。
シャオミによりますと、これらの端末では次の条件下において、110番・118番・119番への発信が行うことができないと発表されています。
Redmi 9Tは先月26日よりソフトウェア更新による改善が施されていますが、他の機種について日本法人であるXiaomi Japanは修復のソフトウェアを準備中であると案内しており、対応を急いでいます。
不具合が発生する条件は限定的なものですが、対象のXiaomiのスマートフォンを2枚のSIMカードで利用されている場合は注意が必要です。
この問題についてはソフトウェア更新で対策が施されるまで、Xiaomiは発信前に電話番号の冒頭に186をつけてから発信する、または端末にある「通話のデフォルト」設定を「毎回確認」から「SIM1」または「SIM2」に変更することで、正常に発信が可能であると案内しています。
特定の条件下に限られる事象とはいえ、緊急通報が行えない不具合となれば有事の際に携帯電話として機能できない可能性があります。
また該当機種を利用していて不安がある場合には、問題が改善するまでは、OPPOなど問題のない端末にSIMカードを挿し替えて不具合の沈静化を待つのも選択肢の1つです。
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