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ドコモの固定電話「homeでんわ」から考える「通話の変化」

書かれた 沿って mobilephonebrand

携帯電話回線を「固定電話」にする「homeでんわ」

「homeでんわ」は、固定電話用の電話機を繋いで使う通信専用モジュール。固定電話サービスではあるが、いわゆる「家庭の固定電話回線」は利用しない。回線としてはNTTドコモの通信網(4G)を利用する。だから、homeでんわ専用端末の中には、NTTドコモ回線用のSIMカードが入っている。

homeでんわの仕組み。電話機に端末をつなぐが、その先には電話回線もLANもつながない。通話は4G回線経由

ドコモの固定電話「homeでんわ」から考える「通話の変化」

だが、電話番号として割り振られるのは、携帯電話向けの「070」「080」「090」ではなく、「03」などから始まる固定電話と同じものになる。ただし、110番・119番などの緊急番号にかけた場合には、SIMカードに記載された「070」「080」「090」の番号になるという。

どうにもめんどくさい仕組みにも思えるが、ポイントはあくまで「固定電話と同じ番号」という点であり、自宅にある「固定電話に着信する」ということだ。

シーンは減ってきているものの、緊急連絡や各種契約などのために、携帯電話番号でなく固定電話番号が必要とされる場合はある。特に、固定回線を自宅にひいていない若年層はそこで苦労する。また、携帯電話を教えたくないシーンで固定電話を教える……ということもあるようだ。

そのため、自宅向けの「固定ネット回線」を志向している5Gサービスである「home 5G」とのセットを前提に、「home 5Gでネット回線を入れたなら、homeでんわを組み合わせると固定電話もついてきますよ」という売り方を前提にしているのだ。だから、homeでんわのデザインも、home 5Gのルーターに合わせている。

ドコモが5Gホームルーター「home 5G」 工事不要で月4950円

料金プランもhome 5Gとのセット割引が前面に押し出されている。homeでんわのみだと、月額1,078円の「homeでんわ ライト」もしくは同2,178円の「homeでんわ ベーシック」になるが、home 5Gとセットにした場合は月額料金が528円割引され、550円からになる。