板橋駿谷、モトーラ世理奈、見上愛、渋川清彦、酒向芳も出演
阿部寛が主演し、「ミッドナイトスワン」の内田英治が監督を務める「異動辞令は音楽隊!」の追加キャストが発表された。清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、倍賞美津子、板橋駿谷、モトーラ世理奈、見上愛、渋川清彦、酒向芳が、阿部扮する鬼刑事・成瀬を取り巻く個性豊かな登場人物たちを演じる。【人物紹介】内田英治 本作は、内田監督がYouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得たオリジナル脚本によるヒューマンドラマ。わき目もふらずに一心不乱に働いてきたミドル・エイジたちの奮闘と生き様を、その警察音楽隊のメンバーにイメージを重ね合わせて誕生した物語だ。 阿部が扮するのは、捜査一課に所属する仕事一筋の鬼刑事・成瀬司。犯人逮捕のためなら法律すれすれの捜査も辞さす、捜査を理由に一人娘・法子との約束も守らない。しかし、コンプライアンスを無視した行動が仇となり、突然、上司から異動を命ぜられる。刑事部内での異動だろうと高をくくっていた成瀬だったが、異動先はまさかの<警察音楽隊>だった。 清野が演じるのは、警察音楽隊のメンバーで、育児と音楽隊の両立に悩む交通課のトランペット奏者・来島春子役。清野は撮影が始まるまでの3ヶ月、自宅やスタジオでトランペットの練習に励んだという。当初は「完璧に吹かなければ、という思いばかりが先行し過ぎて焦っていた」と語る清野だが、「撮影が始まる直前、内田監督から“完璧に吹けなくてもいいので気持ちで吹いてください”とおっしゃっていただけた時、春子というキャラクターの基盤が自分の中で出来たような気がします」と振り返る。そして「仕事も家族の事も、自分のやりたい事も全てをこなしたいのに、現実はそんな甘くはない。そんな葛藤を抱えながら生きている、等身大の母親を演じました」とコメントを寄せた。 磯村は、成瀬の部下として捜査一課で働く真面目な若手刑事・坂本祥太役で出演。「あるシーンの撮影では何回もトライさせてもらい、内田監督とディスカッションを重ね作り上げた」と明かす。そして、「妥協を許さない内田監督と、それに優しく寄り添って下さった阿部寛さんに感謝しかありません」と謝意。「素晴らしいチームに出会うことが出来、僕にとって大切な作品になりました」と語った。 そのほか、自動車警ら隊所属のサックス奏者・北村裕司役に高杉真宙。成瀬の母・幸子を倍賞美津子、成瀬の一人娘・法子を見上愛が演じる。さらに、自動車警ら隊所属でチューバを担当する国沢正志役で板橋駿谷、音楽隊隊長兼指揮者の沢田高広役で酒向芳、交通機動隊所属で成瀬のパーカッション指導を担当する広岡達也役で渋川清彦、県警本部会計課所属のカラーガードリーダー・柏木美由紀役でモトーラ世理奈が出演する 「異動辞令は音楽隊!」は、8月に全国ロードショー。清野と磯村のコメント全文は以下の通り。【清野菜名】 撮影が始まるまでの3ヶ月、トランペットの練習をたくさんしました。 先生に稽古をつけていただいたり、個人的にスタジオを借りて一人で練習したり、自宅で楽譜と睨めっこしたり。毎日、部活動の様に過ごしました。 完璧に吹かなければ、という思いばかりが先行し過ぎて焦っていたのですが、撮影が始まる直前、内田監督から“完璧に吹けなくてもいいので気持ちで吹いてください”とおっしゃっていただけた時、春子というキャラクターの基盤が自分の中で出来たような気がします。 仕事も家族の事も、自分のやりたい事も全てをこなしたいのに、現実はそんな甘くはない。そんな葛藤を抱えながら生きている、等身大の母親を演じました。 猛暑の中、音楽隊の皆さんと演奏した時間は私にとって人生2度目の青春です。【磯村勇斗】 今回、あるシーンの撮影では何回もトライさせてもらい、内田監督とディスカッションを重ね作り上げたシーンもありました。 ワンシーンに掛ける時間が限られている中、何度も挑戦させてもらえる現場は貴重であり、妥協を許さない内田監督と、それに優しく寄り添って下さった阿部寛さんに感謝しかありません。 このような素晴らしいチームに出会うことが出来、僕にとって大切な作品になりました。 そして「音楽」は勇気を与えてくれます。是非この作品を観て、あたたかい気持ちになっていただけたらと思います。