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Engadget Logo エンガジェット日本版 179ドルで90Hz有機EL、249ドルで1億画素カメラ。Redmi Note 11Sと11をシャオミが海外発表

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中国シャオミがグローバル向けに開催したスマートフォン新モデル発表会。その中でサプライズ的に公開されたのが、『Redmi Note 11』と『Redmi Note 11S』の2モデルです。

<同時発表>・329ドルで1億画素カメラと120Hz有機EL。Redmi Note 11 Pro 5Gと11 Proをシャオミが海外発表

両機種ともに、画面サイズは6.43インチと、同時発表された11 Pro系よりも控えめ、なおかつ5G通信には非対応ですが、特徴はそうした点を覆すほどの手頃な価格です。

ドル建て価格は、上位となる11Sが249ドルから299ドル(前者はRAM 6GB/ストレージ 64GB、後者は8GB/128GB)。

上写真の11無印が179ドルから229ドル(前者が4GB/64GB、後者は6GB/128GB)です。

本体カラーは、両モデル共通設定が黒系の『グラファイトグレー』と、深い青系の『トワイライトブルー』。さらにそれぞれ専用色があり、11Sは白系の『パールホワイト』、11無印は青紫のグラデーション系『スターブルー』となります。

両機種ともに、ディスプレイはFHD+(短辺側1080ドット)解像度、最高90Hzの有機ELパネルを採用。バッテリー容量は5000mAhで、最高33Wの急速充電にも対応します。

11Sは1億800万画素(108MP)のメインカメラも搭載し(11無印では5000万画素)、搭載SoCは同時発表された11 Pro無印と同じMediaTekの『Helio G96』。11無印も『Snapdragon 680』と、この価格帯としてはかなり高速なモデルを搭載します。

正直なところ、同時発表されたRedmi 11 Proシリーズよりも、“Redmiらしい”コストパフォーマンスの高いモデルはこちらでは、という印象も受けます。とくに11無印は、RAMやストレージは相応ながら「90Hz有機EL画面搭載スマホが179ドルから」というインパクトはかなり強いものがあります。

なお、11Sと11無印ともに、発表会で紹介された取り扱い予定キャリアの中には、楽天のロゴも含まれています。このあたりも大きく注目できるポイントでしょう。

11Sの108MPカメラには、上位モデルの11 Pro系と同じ、Samsungの『Isocell HM2』イメージセンサーを採用。1.52分の1(約0.66)インチと比較的大きなサイズに加えて、標準解像度時には9画素を1画素としてまとめ、2.1μm画素ピッチのセンサーとして使える『9-in-1ピクセルビニング』技術などにより、夜間などでもノイズを抑えた撮影を可能とします。

さらにリア側は、800万画素の超広角、そして200万画素のマクロ、200万画素の深度センサーが加わった「3+1」的な構成を採用。メインとなるイメージセンサーを含めて、同時発表された『Redmi Note 11 Pro』と基本的に同一の構成となります。

11無印も、リア側のメインカメラこそ5000万画素と解像度は譲りますが、構成は11Sと同じく3+1モジュールによるもの。画素数自体も価格からすると十二分に高い水準です。当然、カメラの画質は画素数だけで決まるわけではありませんが、シャオミの画像処理プログラムは昨今、画質面での実力を伸ばしているだけに、侮れない絵を出してくる可能性もありそうです。

もう一つの売りであるディスプレイパネルは、2モデル共通の仕様。画面サイズは6.43インチで、解像度は2400✕1080。リフレッシュレートは最高90Hzの有機EL。タッチパネルのサンプリングレートも180Hzに対応します。

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エンガジェット日本版 179ドルで90Hz有機EL、249ドルで1億画素カメラ。Redmi Note 11Sと11をシャオミが海外発表

他の仕様に関しても高水準で、色域はDCI-P3をカバー。輝度は最大700ニト(HDRソース再生時は最大1000ニト)と、上位モデル並の数値が並びます。フロントカメラはパンチホールタイプ。両機種共通で1600万画素仕様です。

これだけのパネルが、とくに100ドル台からとなる11無印でも搭載されたのは、驚きと呼べる水準でしょう。

シャオミが力を入れる急速充電に関しても、最大33Wをサポート。さすがに11 Proシリーズの67Wと比べると最大電力は半分となりますが、価格を考えると十二分に「クラスを超えた仕様」と呼べるところでしょう。

もちろん、ACアダプタも本体同梱。本体が安価なため、相対的にACアダプタのコストが重くなる価格帯のモデルでは、上位機に比べてさらに嬉しい配慮と呼べそうです。バッテリー容量に関しても5000mAhと、昨今の水準レベルを確保しているのもポイントです。

SoCに関しては、11SがMediaTekの最新ミドルレンジ向けとなる『Helio G96』。上位モデル11 Proと同等の仕様です。

11無印は、クアルコムの『Snapdragon 680』を搭載。こちらは11 Pro 5Gに採用されたSnapdragon 695の5G非対応版とも呼べるバリエーションで、クアルコム側の発表も2021年10月となる最新世代の製品です。

両機種ともに、現行世代では実績あるSoCの強化版的だけに、実力は確かなものと呼べそうです。

ある意味でSoC以上となる注目点が、両モデルともにRAMはLPDDR4Xタイプを、ストレージ接続にはUFS 2.2タイプを採用する点。

この価格帯の製品では、SoCこそ奢っていても、RAMやストレージでは比較的低速なバリエーションが選ばれることもありますが、両機種ではSoC側の性能を引き出せる高速タイプとなるわけです。

初期導入OSは、Android 11ベースのXiaomi拡張版『MIUI 13』を搭載。本体サイズは両モデルともに共通で、縦長状態で73.87✕159.87✕8.09mm(幅✕高さ✕厚さ)、本体重量は179g。また生体認証は側面部に設けられた指紋センサーと、顔認証の双方に対応します。

SIMスロットはデュアル構成。公式仕様では『Dual SIM+microSD』とされているため、“1スロット分はSIMとマイクロSDの選択式”ではなく、同時併用可能なタイプと思われます(なお11 Proシリーズでは『SIM 1 + Hybrid (SIM or MicroSD)』と、異なる仕様であることが読み取れる記載となっています)。

このように、Redmi Note 11Sと11無印は、米国や日本ではローエンドとも呼べる価格帯の製品でありながら、ディスプレイやカメラ仕様などの装備を大きく充実させた、まさにRedmiシリーズらしい仕様。

冒頭でも紹介したように、Redmiシリーズの「価格を超えたお買い得度」という観点からは、上位となる11 Pro系以上の気概を感じさせるモデルです。

とくに11無印の179ドルからという価格設定は、シャオミの場合は日本でも2万円を切る可能性が高いもの。その価格帯の製品に90Hzの有機ELディスプレイが搭載される……という点で、廉価スマホのディスプレイにおけるゲームチェンジャーとなる可能性は十二分に考えられます。

そして冒頭で紹介したように、販売キャリアとして楽天が含まれている点にも注目したいところ。廉価スマホに力を入れる楽天モバイルだけに、販売戦略などにも注目できそうです。

Source:Xiaomiニュースリリース(英語)

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