この夏モデルの中でとくに注目されそうな Xperia 1 III 。本誌読者の皆さんならahamoで使えるのか？ という疑問をお持ちでしょう。結論からいえば、月額2970円のオンライン専用料金プランahamoの契約者でもドコモオンラインショップにて Xperia 1 III の購入が可能です。
なお、基本的にこの記事では、すでにahamoを契約していることを前提とし、Xperia 1 III の購入手順を説明します。
まずahamoで Xperia 1 III を使うまえに気をつけるべきことは、ahamo契約回線では店頭での機種購入（インターネットで予約）ができないこと。このため、ドコモオンラインショップで購入する必要があります。
ドコモオンラインショップで端末を購入する大まかな流れとしては、まずahamoの契約者情報（dアカウントなど）をドコモオンラインショップで入力。続いて Xperia 1 III の支払い方法を選択して購入手続きをします。最後に端末が手元に届いたらahamoのSIMを挿してセットアップすれば使える状態になります。
念のため補足しておくと、新規契約と同時に端末を購入することはできないので、いったん別のプラン（「5Gギガライト」または「ギガライト2」）で契約したあと、ahamoに変更する必要があります。
ちなみに、他社で購入した端末をahamoで利用する際の注意点もあります。ドコモの通信方式と異なる通信方式のみに対応している端末や、SIMロック解除がなされていない場合、ahamoのSIMを挿して使うことはできません。
Xperia 1 III はKDDIとソフトバンクも取り扱いますが、ahamoで使いたければドコモ版を購入するのが無難かもしれません。
次に注目したいのが端末の価格。ドコモによれば、Xperia 1 III の価格は15万4440円（税込、以下同）ですが、ahamo契約者でも端末購入補助の「スマホおかえしプログラム」を適用できるとのこと。
具体的には端末代金を36回分割とし、25か月目以降にドコモに端末を返却することで、以降の残債の支払いを免除する同プログラムを適用すれば、実質負担総額が10万2960円となります。
支払い方法は一括か分割かで異なりますが、「代金引換え」、「クレジットカード」、「毎月の通信料金との合算払い」のいずれかを選択できます。
なお、他社 4G / 3G 端末からドコモ5G回線の Xperia 1 III に乗り換えると、機種代金から2万2000円が割り引かれ、13万2440円で購入可能な「5G WELCOME割」が適用できますが、ahamoでは適用できません。
この点について広報担当者は「5G WELCOME割は Xi → 5G や、他社 4G → 5G など、対象端末を購入して5Gのプランを初めて契約した場合に適用できるが、ahamoは 4G / 5G がつかえる料金プランなので、ahamoユーザーは適用できない」と説明しています。
最後に修理ができるのかどうかについても確認してみましょう。結論からいうと、ahamo契約の Xperia 1 III でも「ケータイ補償サービス」に加入できます。
同サービスの内容は故障・水濡れ・盗難・紛失などのトラブルを補償してくれるというもので、交換手続きをすれば交換電話機（リフレッシュ品）が申し込んだ当日～2日以内に届きます。月額料金は825円で1年間に2回まで利用できます。
ドコモの広報担当者によると「もともとは全ての手続きをオンライン受付で完結するよう予定していたが、故障修理に関しては緊急を要する人が多いため、ドコモショップでも手続きを受け付けている」とのことです。
このようにahamo契約者でも15万4440円の Xperia 1 III を実質10万2960円で買えるため、毎月のコストを抑えることができそうです。
また、一部のMVNO（いわゆる格安SIM）で補償サービスが用意されていないことに不満を持っていた人などにとっても魅力的ではないでしょうか。
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