次世代のLTEモデムは「Category4」と「キャリアアグリゲーション」に対応
Qualcomm CDMA Technologiesの須永氏。手にしているのはSnapdragonを搭載する「Windows Phone IS12T」※初出時に「MDM9x25(MDM9255やMDM9625など)」としていましたが、正しくは「MDM9x25(MDM9225やMDM9625など)」です。お詫びして訂正いたします(12/25:18:37)。
Snapdragon S4は、「Play」「Plus」「Pro」「Prime」という4つのグループに分けられる(写真=左)。Snapdragon S1〜S4のロードマップ(写真=右)Qualcommのモデムは3G/4G、OSのサポート、GPS、RF、DSPなどさまざまな要素が統合されている(写真=左)ほか、W-CDMA、TD-SCDMA、LTEなどさまざまな通信をサポートする(写真=右)第1世代のLTEモデムは初期のLTEスマートフォンに、現在の夏モデルなどに採用されているのは第2世代のLTEモデム。そして2013年以降はLTE Category4やキャリアアグリゲーションをサポートする第3世代のLTEモデムが登場する(写真=左)。現在から2013年までにおけるSnapdragonのロードマップ(写真=右)
各国の異なる周波数に対応できるのはQualcommだけ
<1チップで全世界のLTE周波数を対応させることはできないので、国やキャリアによって、ドライバ、フィルター、アンテナが異なるというのが現状だ。「LTEは3Gと比べて何倍も複雑になっていますし、ローミング先の状況も考慮に入れてドライバのグルーピングをするには相当のノウハウが必要になります。各国の周波数の対応をこれだけの速さでできるのは今のところはQualcommのみだと思います」(須永氏)
チップの供給不足は2012年末に解決する見通し
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