ホームルーターとは、電源コードをコンセントに挿すだけで、建物内をWi-Fiインターネットエリアにできる、家庭用Wi-Fiルーターのことです。
インターネットへの接続には携帯電話の5Gあるいは4G LTE/WiMAX2+といった携帯電話/モバイル回線を使用します。
NTTドコモのホームルーター「home 5G」ルーターですから、複数台のWi-Fi接続する端末が、この機器を経由してインターネット接続を利用することができるわけです。通信速度は、たとえばドコモのhome 5Gの場合下り最大理論値速度4.2Gbpsで、これを接続台数で分け合うというような形になります。
固定回線のルーターとの違いは、固定回線の場合基本的にONU(終端装置)があり、WAN側インターネットの回線はあって、その先にルーターが接続されるのに対し、ホームルーターでは回線装置とルーターそのものが一体化していることでしょう。
ホームルーターでは回線に接続する装置、そこからWi-Fiで分配する装置が一体化しており、一台でWANへの接続、LANの構築を済ませることができます。本当に、一個の装置があれば、手軽に「コンセントに電源をつなげば」Wi-Fiインターネット接続環境ができあがるわけです。
こう書くと、ホームルーターはモバイルルーターにとてもよく似ているものにも思えます。ホームルーターとモバイルルーターとの違いは、ホームルーターが基本的に「届け出住所以外の利用はできない」ということです。
モバイルルーターはどこにでも持って行けますが、ホームルーターは、WAN側回線に5Gや4GLTEといった携帯電話回線を使う機器でありながら、屋外に持っていって使うということができません。