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キーボード付きスマホが選び放題の米国

書かれた 沿って mobilephonebrand

文● 山根康宏 編集●ジャイアン鈴木

日本の携帯もすっかりスマートフォンだらけとなり、各社の新製品発表会では日本メーカーのみならず海外メーカーの端末もごくごくフツーに発表されるようになってきました。とはいえ各社の製品はデザインや機能で差別化されているものの、筆者はなんだかちょっと物足りないんですよ。

キーボード付きスマホは出てこないんデスカ?

一部のユーザーだけかもしれませんが、スマートフォンに欲しい機能のひとつがフルキーボード。フリック入力に慣れれば快適に文字が打てるとはいえ、英語や数字混じりの長文となるとやはりキーボードが欲しいものです。でも日本ではQWERTYキー=フルキーボード付きのスマートフォンは滅多に見かけなくなってしまいました。でも海外では各メーカーがフルキーボードスマートフォンを結構出しているんですよね。

やはりキーボード端末の宝庫はアメリカ!

今年5月にアメリカの展示会を取材した際、フィーチャーフォンからスマートフォンまでフルキーボードを搭載した端末があちこちで出展され、そして街中でも販売されていました。アメリカってやはりタイプライターというかキーボード文化の国。iPhoneが一番人気であってもフルキーボード端末はまだまだ健在なんです。ちなみにその時の記事はこちら。

 キーボード付きスマホが選び放題の米国

アメリカってばQWERTYキー端末の宝庫だったのね

京セラはスライドキーボードスマホを2機種投入

5月の記事ではちょっとマイナーメーカーの製品ばかりに注目していたのですが、実は大手メーカー各社もこぞってフルキーボードスマートフォンを出しているのがアメリカ。たとえばなんで日本で売り出さないのか不思議なのが京セラのスマートフォン。ミッドレンジクラスとはいえ、QWERTYキーボードを搭載した製品を2機種も出しているんですよ。この『Milano C5121』はCDMA版ですがW-CDMA乗せてイー・モバイルや日本通信あたりからお安く出してくれないでしょうかね?

9月発売の最新スライダー『Samsung GALAXY S Relay 4G』
『Samsung Double Time』はデュアルディスプレー

サムスンはアメリカの大手キャリアから、地域キャリア、そしてMVNO事業者まで、あらゆるキャリアにスマートフォンを供給中で、カタログを見るとその数は50機種を超えるほどです。それだけあればキーボード搭載端末も多数あり、スライド型や縦型など10機種以上をラインアップ。その中で『Samsung GALAXY S Relay 4G』は9月に発売されたばかりの4インチディスプレー搭載最新モデル。また『Samsung Double Time』は閉じても開いてもディスプレーが現われるデュアル仕様。このギミックは面白いですねー。

モトローラはクールな縦型QWERTY

そういえば最近アジアやヨーロッパでシェアを落としているモトローラですが、アメリカではまだ勢いは衰えておらず多種多様なスマートフォンを販売しています。この『Motorola Admiral』はビジネスパーソンもターゲットにした上品な仕上がりが特徴。どことなくBlackBerryっぽさも感じられますが、メタリックな質感がクールな印象です。これは日本で出しても一定のユーザー層に受けそうな気がします。

T-Mobileブランドの『my Touch Q』はLGエレクトロニクス製

さてアメリカでは端末はメーカーブランド品だけではなく、一部はキャリアブランドでも販売されています。T-Mobileは自社ブランドスマートフォンに『my Touch』の名称をつけていますが、そのスライドキーボードスタイルの製品が『my Touch Q』。このスタイルは2代目で、初代はHTC製でしたがこちらはLGエレクトロニクス製。キャリアブランド品ということでメーカー品よりも価格が安くなっているのがうれしいところ。

ファーウェイのAscendにキーボード付きがあったなんて!

ちょっと前ならエントリースマートフォンの代名詞とも呼ばれたファーウェイですが、日本でもハイエンド機種を出すなどメキメキと頭角を現わしてきています。同社のスマートフォンは『Ascend』という新しいブランドでグローバル展開を行なっていますが、そのAscnendに縦型QWERTYキーボードを内蔵した『Ascnend Q』がアメリカで出ています。ディスプレーは3.2インチながら、122×58×13ミリの角ばったボディーはどことなくスタイリッシュ。ファーウェイらしからぬかっこよさが感じられるような気もします。

筆者が数年前まで愛用していたノキアの『Communicator』

タッチパネルでの日本語文字入力はフリック方式に分があるのでしょうが、片手入力だけじゃなく両手入力したい筆者のような人間は、やっぱりフルキーボードが欲しいんですよ。とはいえ日本でそんな端末が出てくるのは今後も無理そうなので、海外旅行や展示会取材のときに現地でまた買い漁ることになりそうです。てなことでフルキーボード派のアナタ、アメリカに行けば右も左もQWERTYだらけでウハウハな気分になれますよ!

山根康宏さんのオフィシャルサイト香港携帯情報局

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