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1日のスマホ利用時間は2~3時間が最多、1~4時間で約50% - MMD研究所調査より

書かれた 沿って mobilephonebrand

MMD研究所は12月21日、スマートフォンの利用実態に関する調査「2021年版:スマートフォン利用者実態調査」の結果を公表した。

スマートフォンを所有する15~59歳の男女2,173人を対象にスマートフォンの利用時間を1時間刻みで聞いた結果が次のグラフ。「2時間以上3時間未満」が最多で19.7%、以下「1時間以上2時間未満」16.3%、「3時間以上4時間未満」16.1%と続き、この3項目で全体の半分超にあたる52.1%を占める。

2020年の調査では「2時間以上3時間未満」19.2%、「3時間以上4時間未満」16.6%、「1時間以上2時間未満」16.3%となっており、3項目合計では今年と同じ52.1%。ボリュームゾーンの比率に大きな変化はなかったといえそうだ。

一方で、「30分未満」は2.7%→4.9%となり、「30分以上1時間未満」は6.3%→8.3%と、利用時間が1時間未満だという人の割合は増えている。5.9%だった「10時間以上」の回答も4.3%に低下しており、全体としてはスマホ利用時間が減少する傾向。コロナ禍により自宅で過ごす時間の長かった2020年にくらべ、感染状況が改善してきた2021年は仕事や学業、あるいはその他の外出などでスマホに向かう時間が減ったということかもしれない。

キャリアメール/メッセージ/LINEのそれぞれについて1日あたりの送信回数を聞いたところ、キャリアメール/SMSは「0回」がそれぞれ68.2%/61.3%と6割以上だったのに対し、LINEの「0回」は18.7%にとどまり、「1~10回」が57.8%。「0回」以外の回答はすべてLINEが圧倒的で、よく利用されるコミュニケーションツールがLINEなのはもはや不動といえそうだ。

1日のスマホ利用時間は2~3時間が最多、1~4時間で約50% - MMD研究所調査より

ちなみに昨年との比較では、それぞれの「0回」がキャリアメールは5.3ポイント増、SMSは3.1ポイント増、LINEは2.6ポイント増となっており、どのツールについても利用する機会がなくなった人が増えている。これもコロナ状況の改善で対面のコミュニケーション機会が増えた影響ではないかと思われる。

ただ理由はそれだけではなさそう。各ツールの1日の送信回数について、2018年からの推移をあらわすのが次のグラフだが、LINEはこの間を通じて送信回数を減らしており、キャリアメールとSMSについても顕著ではないが減少傾向となっている。コミュニケーション疲れのようなものが生じているのかもしれない。

Instagramの利用者に対し、Instagramがきっかけで商品を購入したことがあるかを聞いたのが次のグラフ。

経験があると回答したのは全体の38.0%だが、男女で明確な差があらわれた。女性は10代~30代で50%超が購入経験ありとしているのに対し、男性は最高でも30代の30.3%にとどまる。全年代トータルでは女性の46.1%、男性では23.5%が経験ありとダブルスコアだった。

Instagramで購入した商品もこれを反映し、化粧品/美容用品がトップで、靴/バッグなどの衣類小物や装飾品、衣料品と続いている。

また、近年活用が増えているデジタルギフトについても今年は質問している。まず、デジタルギフトの認知・利用状況を尋ねたのが次のグラフ。利用したことがあるという人は24.5%でだいたい4人に1人。全体の33.2%、ほぼ3人に1人が「全く知らない」という回答で、「聞いたことはあるがよく知らない」16.9%とあわせ、約半数がデジタルギフトとは何かを把握していないという結果。まだまだ一般に認知されているとは言いづらい状況だ。

デジタルギフトの利用の経験者のうち、受け取ったことがあるのは79.9%、送ったことがあるのは53.1%。「受け取ったことがあるだけ」「送ったことがあるだけ」という人は意外に少ない。受け取ったことがある商品は「ポイント・ギフトコード」「ドリンク・フード」「コンビニエンスストア商品」の順で、送ったことがある商品は1位と2位が入れ替わって「ドリンク・フード」「ポイント・ギフトコード」「コンビニエンスストア商品」の順だった。

株式会社フォリウムが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」にて共同調査を実施。