1億画素級が本当に必要かどうかも含めて、一度使って確かめてみるべきスマホかと。
3万4800円で、ここまでのスマホが買えちゃうとは。初めて「Redmi Note 10 Pro」を手にしたときの思いがそれでした。格安スマホのカテゴリに含まれるRedmiブランドですが、なかなかどうして作りがご立派なんです。
Xiaomi Redmi Note 10 Pro 6+128GB グレイシャーブルー SIMフリースマホ本体 【日本正規代理店品】34,800円
まずボディカラーがいい。今回お借りしたのはグレイシャーブルーというカラーですが、光が当たる角度によって色のグラデーションの変化が楽しめます。しかもマット感を出すためでしょうか。磨りガラスのような半クリア層を重ねており、高級感があります。
画面は6.67インチと大きめですが、ベゼルが細めかつカーブがつけられており、握りやすい。基本的な操作は片手でも行ないやすくなっています。
またSoCに使われているQualcomm Snapdragon 732Gが侮れません。5Gにこそ非対応ですが、『ウマ娘』、『PUBG』を遊んでみても、カクつきなしストレスなし。さすがのタッチサンプリングレート240Hz、負荷がかかっているときのタッチレスポンスも良好です。ディスプレイの色味もハッキリクッキリかつヌルヌルでめっちゃ綺麗が押し寄せてきます。120Hzのリフレッシュレートは伊達ではありません。
イヤホン端子もあるからサウンドも完璧リップシンクですし、ヘビーな動画ビューワーでも納得できるはず。
そして、カメラです。
新品3万円台で買える古今東西のどんなデジカメよりも、夜景に強いから。
シチュエーションによってはクレヨンっぽさ塗り絵っぽさが出てしまいますし、
室内撮影時のRAW画像を現像すると、ノイズはやっぱり多いかなと思えちゃう。でもですよ。3万4800円のカメラとしてみたら素晴らしすぎるでしょう。
強い光源を入れると、それも気にならなくなりますし。というか白の捉えかた見せかたが上手い気がするコイツ。
1/1.52インチで1億800万画素の画素を持つセンサーの余裕を活かし、9つのピクセルを1つのピクセルとして扱う2.1μmスーパーピクセルの効果は確かなものがありますね。
ポートレートモードの後付けボケもなかなかの精度じゃないですか。
背景がゴチャゴチャしていてもメインの被写体とそれ以外を分ける力があります。
1億800万画素で撮った写真から1980x1080ピクセルへの切り出しですが、こういったクロップ耐性は残念ながら弱かった。発表会時のクロップ写真はもっと情報量豊かだと思ったのですが。
クロップ画像、デジタルズーム画像だと同系色のグラデーション部が塗り絵となりやすいのは、他の超高画素スマホも同じ傾向です。センサーサイズが大きくならないと改善できないかもなと思えるところ。
500万画素のマクロはいいね! ちょっとコントラストをいじりましたが、かっちりとシャープです。これはガチで使えます。
金属とかガラスとか、硬いものの表現に優れているのかなと思いましたが、飯テロしたい方にもおすすめできますねコレ。3万円台のスマホで、いろいろ使えるテーブルフォトが撮れちゃうんだもん。
800万画素の超広角もキリっとシャープで抜けがいい。
ただしコイツを夜景撮影時に使うと、またでてきました塗り絵です。ナイトモードのノイズリダクション効果をユーザーが調整できるようになると、いいな。
動画の性能も申し分なし。メインカメラとフロントカメラで同時撮影できますし、
720p/960fpsのハイスピード撮影なども可。これは遊べるカメラですよ。
なおタッチセンサーは電源ボタンのみ。こういう部分にミドルレンジスマホらしさを感じますが、個人的にはディスプレイ内蔵式より使いやすいと感じますよ。
あらためて。Redmi Note 10 Proのお値段は3万4800円です。メインスマホになりえるスペックでこのバーゲンプライスです。売れるだろうなあ。
Xiaomi Redmi Note 10 Pro 6+128GB グレイシャーブルー SIMフリースマホ本体 【日本正規代理店品】34,800円
Source: シャオミ
※価格など表示内容は、執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。
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