Android 7.0以降から正式導入された「マルチウィンドウ」機能は、2つのアプリを並べて実行したり、重ねて表示することができる大変便利な機能です。
しかし、現在でも、ゲームを中心とした一部アプリはマルチウィンドウ非対応となっており、少し不便に感じることがあります。
今回は、そのようなマルチウィンドウ非対応アプリでも、強制的にマルチウィンドウ(マルチタスク)で使えるようにする方法を紹介します。
具体的には、マルチタスク切替時に「マルチウィンドウ表示では、このアプリを使用することができません。」といったエラーが出る場合に使える方法になります。
Android の「設定」→「開発者向けオプション」を開く。(※開発者向けオプションが表示されない場合は「こちら」の手順で出してください)
「アクティビティをサイズ変更可能にする」にチェックを入れる。
最後に、Android 端末を再起動すれば設定が反映されます。
これで、マルチウインドウ非対応アプリでも強制的にマルチウインドウ環境で使うことができるようになります。
2分割画面のバックグラウンド側にするアプリがマルチウィンドウに正式対応していれば、マルチタスクで2つのアプリが同時に動作するケースが多いのですが、マルチウィンドウ非対応アプリをバックグラウンド側にした場合はアプリが一時停止した状態となります。
それじゃあマルチウィンドウの意味ないじゃん。ということはありません。何故かと言うと、バックグラウンドタスクをアグレッシブにキルしようとする Android 機でも、マルチウインドウのバックグラウンド側アプリに関しては基本的にはキルされないので、そういう利便性はあるわけです。
また、同時起動する2つのアプリのうち片方でもマルチウィンドウ対応していれば、もう片方にマルチウィンドウ非対応アプリが起動していても、後者がフォアグラウンドになっている限りはマルチタスク、つまり、2つのアプリが同時に動作してくれます。
これは、例えばポケモンGoのような位置情報ゲームをフォアグラウンド側にして、バックグラウンド側で Google マップのナビを動作させる場合などに大変便利です。