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ASCII.jp ついに「S」と「Note」が完全融合、「Galaxy S22 Ultra」はGalaxyの究極形に

書かれた 沿って mobilephonebrand

サムスン電子は米国時間の2022年2月9日、2022年の新たなフラッグシップスマートフォン「Galaxy S22」シリーズとタブレットの「Galaxy Tab S8」シリーズを発表した。前機種の「Galaxy S21」シリーズ同様、「Galaxy S22」「Galaxy S22+」「Galaxy S22 Ultra」の3モデル構成となるが、中でもGalaxy S22 Ultraは新たに「Sペン」を本体に収納できるなど、かつての「Galaxy Note」シリーズにより近い内容へと進化している。

Sペンの内蔵を実現した「Galaxy S22 Ultra」など、「Galaxy S22」シリーズ3機種が新たに発表された

Sペンの本体内蔵でよりGalaxy Noteに近づいた「Galaxy S21 Ultra」

最も注目されるのは、やはり最上位モデルの「Galaxy S22 Ultra」であろう。側面がカーブした6.8型・QHD+画質の有機EL(Dynamic AMOLED 2X)ディスプレーを搭載しており、最大輝度は1750ニト。利用状況に応じてリフレッシュレートが1~120Hzに可変する仕組みを備えるほか、240Hzのタッチサンプリングレートに対応している。

「Galaxy S22 Ultra」は6.8型の大画面ディスプレーに4眼カメラ、内蔵型のSペンを搭載するなど非常に充実した機能・性能を備える

カメラは背面に1億800万画素/F値1.8の広角カメラと、1200万画素/F値2.2で画角120度の超広角カメラ、1000万画素/F値2.4で光学3倍ズーム相当と、1000万画素/F値4.9で光学10倍ズーム相当の望遠カメラ2つを搭載しているほか、前面には4000万画素/F値2.2のカメラを搭載。性能自体は前機種の「Galaxy S21 Ultra」と大きく変わっていないが、より高速化されたNPU(Neural Processing Unit)を用いたAI技術の活用で、暗い場所でもノイズを低減しながらより明るく鮮明な写真が撮影できる。

カメラの性能は前機種「Galaxy S21 Ultra」と共通しているが、AI技術の活用でより暗い場所での撮影に強くなった

ASCII.jp ついに「S」と「Note」が完全融合、「Galaxy S22 Ultra」はGalaxyの究極形に

OSはAndroid 12を搭載しており、チップセットは最新の4nmプロセスで製造されたものを採用。メモリーは8GB/12GB、ストレージは128GB/25GB6/512GB/1TB(モデルによって異なる)、バッテリー容量は5000mAh、5GやWi-Fi 6E、さらにはIP68の防水・防塵性能を備えるなど、フラッグシップモデルに相応しい高い性能を誇る。

そして、前機種から大きく変わった点はやはりSペンであろう。Galaxy S21 UltraではSペンを収納するのに専用のケースを装着する必要があったが、Galaxy S22ではかつてのGalaxy Noteシリーズ同様、Sペンを本体下部に収納できるようになっている。またSペン自体も進化しており、AIを活用した座標予測技術の強化や、ワコムの手書きコンポーネントの改良などによって遅延を9ミリ秒から2.8ミリ秒に減らし、より素早いレスポンスが得られるようになっている。

待望のSペン内蔵を実現。別途ケースを用意することなくSペンの利用が可能となっただけでなく、Sペン自体の性能も進化している

なお本体サイズと重量は、約77.9×163.3×8.9mm、229gで、デザイン面では他のGalaxy S22シリーズとは背面カメラ部分のデザインが大きく異なり、フレーム部分の出っ張りがないシンプルなものとなっている。カラーはPhantom Black、Phantom White、Burgundy、Greenの4色が用意されている。

デザインを継承し正当進化した「Galaxy S22」「Galaxy S22+」

「Galaxy S22」と「Galaxy S22+」は、ともにFHD+画質の有機EL(Dynamic AMOLED 2X)ディスプレーを採用しており、リフレッシュレート120Hz駆動や240Hzのタッチサンプリングレートに対応する点などはGalaxy S22 Ultraと共通している。一方でデザインは前機種の「Galaxy S21」「Galaxy S21+」を踏襲、メタルフレームで背面カメラ部分を際立たせたものとなっている。

「Galaxy S22」「Galaxy S22+」はともに4色展開で、「Galaxy S21」シリーズを踏襲したカメラ部分のフレームが際立つデザインとなっている(写真はGalaxy S22+)

背面カメラは5000万画素/F値1.8の広角カメラと1200万画素/2.2で画角120度の超広角カメラ、1000万画素/F値2.4で光学3倍ズーム相当の望遠カメラの3眼構成で、フロントカメラは1000万画素/F値2.2。Galaxy S21/S21+と比べた場合、望遠カメラの画素数が6400万画素から引き下げられた一方、広角カメラの画素数が1200万画素から大幅にアップしており、望遠よりも身近な場所を綺麗に写すことを重視するようになった。

カメラの性能は大きく変化しており、望遠カメラの画素数が引き下げられた一方、広角カメラの画素数が大幅に向上、日常での撮影をより重視する仕組みとなっている

OSはAndroid 12を搭載し、チップセットは4nmプロセスで製造されたものを採用。メモリーは8GB、ストレージは128GBと256GB(モデルによって異なる)で、5GやWi-Fi 6E、IP68の防水・防塵性能にも対応する。カラーはともにPhantom Black、Phantom White、Green、Pink Goldの4色だ。

一方で両機種の違いは、1つに画面と本体サイズとなる。大画面モデルのGalaxy S22+は6.6型ディスプレーを搭載し、サイズと重量は約75.8×157.4×7.6mm、196g。小型モデルのGalaxy S22は6.1型ディスプレーを搭載し、サイズと重量は約70.6×146×7.6mm、168gとなる。

もう1つの違いはバッテリーで、Galaxy S22+は4500mAh、Galaxy S22は3700mAh。急速充電の性能にも違いがあり、Galaxy S22+はGalaxy S22 Ultra同様有線で45Wの急速充電に対応するが、Galaxy S22は25Wまでとなる。

Galaxy S22Galaxy S22+Galaxy S22 Ultra
メーカーサムスン電子
ディスプレー6.1型有機EL6.6型有機EL6.8型有機EL
画面解像度FHD+QHD+
サイズ約70.6×146×7.6mm約75.8×157.4×7.6mm約77.9×163.3×8.9mm
重量約168g約196g約229g
CPU4nmプロセッサー
メモリー8GB8/12GB
ストレージ128/256GB128/256/512GB/1TB
OSAndroid 12(One UI14.1)
5G対応
無線LANWi-Fi 6Wi-Fi 6E
カメラアウト:約5000万画素(標準)+約1200万画素(超広角)+約1000万画素(光学3倍)/イン:約1000万画素アウト:約1億800万画素(広角)+約1200万画素(超広角)+約1000万画素(光学3倍)+約1000万画素(光学10倍)/イン:約4000万画素
バッテリー容量3700mAh4500mAh5000mAh
防水/防塵○/○(IP68)
生体認証○(指紋)
USB端子Type-C
カラバリPhantom Black、Phantom White、Green、Pink GoldPhantom Black、Phantom White、Burgundy、Green