2021年に各通信業者は利用料金の大幅な引き下げを行いました。引き下げに伴い千円以内で利用可能な格安プランが多数登場。従来は1つの通信業者を利用するのが一般的でしたが、最近では2つの通信業者を同時に運用する『デュアルSIM運用』が徐々に浸透しはじめました。
格安プランは利用料金が安いだけでなく、ユーザーの獲得を目指し何かしらの独自サービスを提供している場合が多いです。それらをうまく組み合わせれば、手軽に低コストで自分に合った通信環境を得られる様に。
今回は月額『550円』で通話も可能な『OCNモバイルONE』と、月額『990円』でMNOの高速通信を『3GB』使える『LINEMO(ラインモ)』のSIMを用いて、実際にデュアルSIMを設定していきたいと思います。
スマートフォンは2つのSIMカードスロットに加えてMicro SDカードスロットまで備える『Xiaomi Redmi 9T』。OCNモバイルONEで音声対応SIMの契約を行うと『1円』で購入可能な同端末はデュアルSIM運用を行うのに最適です。
まずはSIMカードスロットにOCNモバイルONEとLINEMOのSIMをセットします。
『設定』から『SIMカードとモバイルネットワーク』を選択。
スロット1に『OCNモバイルONE』、スロット2に『LINEMO』のSIMを装着している事が分かります。
『通話のデフォルト』では、電話をかける際に使用す通話用のSIMを設定。LINEMOは通話料金が『22円/30秒』でOCNモバイルONEは『11円/30秒』と半額程度、よって今回は『1(OCNモバイルONE)』を設定。
一番右の『/』を選択すると、発信ボタンを押した後に『この通話で使用するSIMの選択』画面が表示され、毎回どちらの番号を利用するか選べます。仕事とプライベートで使い分けている時などはこちらが便利。待ち受けは2つのSIMで同時(設定不要)に行えます。
『データカード』はデータ通信用のSIMを示します。OCNモバイルONEはデータ通信待機時の電力消費がやや高め。LINEMOに設定しておけば待機電力を低めに抑える効果も。さらにMNOの超高速通信が使えるので『2(LINEMO)』を設定。
次にLINEMOのSIMを選択し、『アクセスポイント名』から『APN』を設定。
一覧に『LINEMO』が表示されている場合はLINEMOを選択。
もし見当たらない場合は『新しいAPN』から下記の通り入力(下記以外はデフォルトのまま)。
入力を終えたら『その他』から『保存』。APNの一覧にLINEMOが追加されたのを確認して選択。
OCNモバイルONEのSIMは『MUSICカウントフリー』という無料オプションに対応(契約後に申し込み必要)。対象音楽サービス利用時の通信が『ノーカウント』になります。この優良オプションを使わないのはとても勿体ないので、OCNモバイルONE側もデータ通信が出来るように設定しておきましょう。
OCNモバイルONEより
設定方法はLINEMOと同じ。『データカード』を『1』に変更した上で、OCNモバイルONEのSIMを選択。『アクセスポイント名』から『APN』を設定します。
一覧に『OCNモバイルONE』が表示されている場合はOCNモバイルONEを選択。
見当たらない場合は『新しいAPN』から下記の通り必要項目を入力(下記以外はデフォルトのまま)。
入力が終わったら『その他』から『保存』。一覧にOCNモバイルONEが追加されるので選択します。
OCNモバイルONEのAPN設定が完了したら、ひとまずデータカードを『2(LINEMO)』に戻して『モバイルデータ』を『ON』に。通信が開始されない様であれば再起動してください。アンテナが『4G』に切り替わったら設定完了です。
Xiaomiのスマートフォンはデータ通信用SIMの切り替えが容易。右上からスライドして『コントロールセンター』を表示し、モバイルデータから利用したい方のSIMを選ぶだけ。音楽配信サービスを利用している人にとってはかなり嬉しい機能となるでしょう。
一見難しそうな『デュアルSIM運用』ですが、一度使い方を覚えればあとは自由自在。それぞれのSIMの持つ短所を補い長所を活かせます。自分だけの通信環境を構築するのはかなり楽しいですよ!
記事に書かれている内容
Xiaomi Redmi 9Tの仕様 | |
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Soc | Snapdragon 662 |
容量 | 4GB/64GB(LPDDR4X + UFS 2.1) 4GB/128GB(LPDDR4X + UFS 2.2) |
電池 | 6,000mAh |
充電 | 最大18W |
重量 | 約198g |
画面 | 6.53インチ(フルHD+、液晶) |
素材 | ディスプレイ:ゴリラガラス3 ボディ:プラスチック |
カメラ | |
センサー | |
ハイレゾ | 対応 |
スピーカー | ステレオ(デュアル) |
対応バンド |
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