2019年までは、毎週のように取材だイベントだと出かけまくっていましたが、去年から今年にかけては自粛、自粛で外出もままならず、当然、買い物もできない日々。こんなウツウツとした気分を晴らすには、ポチッとするほかありません。
そんなわけで、2021年を振り返り、今年買った最高のガジェットを紹介します。
それはやはりなんといっても『Galaxy Z Fold3』です。こんな高い買い物、年に1度もできません。なにせ、auでの一括販売価格は23万7565円。2020年に購入したMacBook Proに届きそうな購入金額です。
とはいえ、コロナ禍で収入が減っていることもあり、このあとどれほどこの状況が続くのかもわからない中、一括で購入することもできません。au「スマホトクするプログラム」で、いわゆる残価設定型の買い方をすることにしました。
ファーストインプレッション
これまでも、Galaxy S7 edge、Galaxy S8、Galaxy Note 10+と、Galaxyシリーズを使い続けてきましたが、Note 10+の次ぐらいに、「これは欲しいぃぃいいいい!」と思わざるを得なかったのが、このFoldシリーズです。未来感ありますしね。
ただ、新シリーズの初代は不具合が多いのでスルー。二代目でもなにかしっくりこず、三代目でようやくSペンに対応、とのことで即予約しました(本当は、期間内に予約するともらえる専用カバーとSペン、それにGalaxy Buds Proねらい)。
届いたGalaxy Z Fold3の箱を見て、最初に感じたのは「大きい!」ということ。それもそのはず、Galaxy Z Fold3が開いた状態で箱に収められていたからです。
箱の中には、Galaxy Z Fold3本体のほかに、試供品のSIMピン(SIM取り出し用ピン)、Smart Switch Mobileでデータ移行するためのUSB Type-C to USB Type-Cケーブル(アプリ、ケーブルともに試供品)、取扱説明書やクイックスタートガイドなどの紙書類が入っています。
フォルダブルスマホだと、保護フィルムを貼るのが大変そうだと感じていましたが、最初からアウトディスプレイとメインディスプレイの両方に“試供品”の保護フィルムを貼り付けてくれているのがありがたい。専用カバーが届くまでの間、むき出しの背面だけを気にしつつ使っていけそうです。
ベストだと言い切れる理由
Galaxyシリーズを使い続けている理由のひとつが、美しい写真を撮影できるということ。有機ELディスプレイのおかげでパキッとした画像に見えるだけなのかもしれませんが、食べ物はおいしそうに、景色は見たままのイメージで残せるところがお気に入りです。
Galaxy Z Fold3の醍醐味は、開ききらず、畳みきらない、中途半端な角度で開いた状態で作業する「Flexモード」が使えること。
これまで、スマホでローアングルの写真を撮影しようと思ったら、自分もかがむ必要がありました。これは、年齢を重ねてしまった腰に結構なダメージとなります。
しかし、Flexモードで撮影するとどうなるか……。デジカメのチルト式モニターよろしく、スマホを下に構えていても、中途半端に曲げたディスプレイの下側をモニターとして使えるため、腰をかがめたり、しゃがんだりしなくてもローアングルの写真を撮影できるのです。
逆に、上方から見下ろすような画像を撮りたいときには、スマホを上にめいっぱい掲げて、Flexモードの上半分のディスプレイをモニターにすれば、どんな画像が撮れるかを確認しながら撮影できます。アタリをつけて長年の勘で撮影するより、遥かに効率的。撮影の時短につながります。
もちろん、ほかにも気に入っているところがあります。それはFlexモードを使えば、スタンドなどなくても動画を視聴しやすい、というところです。かなり仰角に開いた状態でも倒れることがないため、テーブルの位置が低くても問題なし。Flexモードにしてしまうと画面が小さくなってしまいますが、それでもちょっとした待ち時間の暇つぶしと考えれば、こちらも全然問題ないでしょう。
最後の理由は、「今までずっと欲しかったものが手に入ったから」というものです。これに勝る理由ってないですよね!?
購入から日が浅く、しかもカバーが届いていないため、フルに活用しきれていませんが、これは来年のお楽しみ。そして、間違いなく2021年のMy Best Buyとなりました。