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Engadget Logo エンガジェット日本版 最安で2万円。シャオミが海外発表したRedmi Note 11シリーズを読み解く(山根博士)

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シャオミが発表した「Redmi Note 11」シリーズはコスパ重視のRedmiらしく、多彩なモデル4機種が同時発表となりました。

最上位機種の「Redmi Note 11 Pro 5G」はその名の通り5Gに対応、1億800万画素カメラも搭載します。一方シリーズ中最強コスパを誇るモデルが「Redmi Note 11」。チップセットはSnapdragon 680を搭載し、5000万画素カメラと必要十分なスペックながらも価格は179ドル、約2万円と格安です。

今回の発表会は日本語字幕を付け日本のユーザー向けにも行われたことから、いずれかのモデルが日本に投入される可能性が高いと言えます。4つのモデルの簡単な特徴は、

・Redmi Note 11 Pro 5G:5G対応、高性能トリプルカメラ、大画面

・Redmi Note 11 Pro:4G対応、高性能クワッドカメラ、大画面

・Redmi Note 11S:MediaTek Helio G96搭載

・Redmi Note 11:200ドルを切る低価格機

といったところ。ディスプレイはProが6.67インチ、非Proが6.43インチ。カメラは上位3モデルが1億800万画素を搭載。なおRedmi Note 11 Pro 5Gのみトリプルカメラですが、他3モデルの4つ目のカメラは深度測定用の200万画素。主にボケ撮影用のものであり、これが無くても日常的なスナップ撮影に困るものでもないかな、と個人的に筆者は思います。むしろRedmi Note 11 Pro 5Gは329ドル、約3万8000円という価格で出てくる点を評価したいものです。

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そして4つのモデルはどれも5000mAhバッテリーも搭載し1日以上の運用も可能、実用性も十分と言えます。なお同じバッテリーを搭載しますが、Proは67W、非Proは33Wと充電速度に差をつけています。このあたり、うまくプラットフォームを作り分けており、これによりシャオミは各国で様々な需要に対応するモデルを投入できるわけです。

シャオミのメインラインである「Xiaomi」シリーズ各機種はほぼ5Gへの移行が完了しましたが、Redmiシリーズはインドや新興国でも人気のため、今でも4Gモデルが投入されます。Redmi Note 11 Proが今回ラインナップされたのも5Gサービスが展開されていない国での「Redmiフラッグシップ」という位置づけで投入するためでしょう。逆に言えば先進国では4Gハイスペック機は販売されないでしょう。

ということで4つのモデルが発表されましたが、日本に投入されるのはおそらく2つ、あるいは3つと予想されます。当然のことならがら最上位モデルのRedmi Note 11 Pro 5Gは発売確定と言えるでしょう。

ただしFeliCaを搭載するかどうかは不明です。スペックを比較すると、現在SIMフリーで販売されているFeliCa非搭載の「Redmi Note 10 Pro」の後継機と言えます。そうであればそのままグローバルモデルが登場する可能性もありますが、Redmi Note 11 Pro 5Gの日本での予想価格はおそらく4万円前後。この価格でただの「カメラのいいスマホ」では日本の消費者への訴求力は弱く、FeliCaを搭載するのではないかと思うところです。

一方、非Proモデルはどちらも4G機であり、今から日本に投入するとなれば圧倒的な安さで販売、すなわちMNOなりMVNOが無料で提供できるモデルとして期待されるのではないでしょうか。

なおRedmi Note 11の179ドル(約2万円)に対し、Redmi Note 11Sは249ドル(約2万9000円)とやや高めです。新興国では低価格・高性能カメラ機は求められますが、日本では価格そのものをアピールする製品が望まれますから、Redmi Note 11をグローバル仕様のまま投入するのではないか、とも想像してしまいます。

ところで今回の新製品は、価格設定にちょっと気になる点ありました。Redmi Note 11シリーズは昨年登場のRedmi Note 10シリーズの後継機となりますが、上位モデルは価格が従来より高くなっています。

・Redmi Note 11 Pro 5G:329ドルから・Redmi Note 11 Pro:299ドルから・Redmi Note 10 Pro:279ドルから

細かい仕様は異なるものの、Redmi Noteの価格が従来より高くなったということは、非Proモデルや、Noteのつかない「Redmi」シリーズとの価格差を広げて、Redmi Note Proシリーズを「高性能・コスパ機」という製品にしようと考えているのかもしれません。

製品数の多いシャオミだけに、各モデルの特徴をより明確にすることはユーザー拡大につながります。もともと「Note」の名を使っていたサムスンは昨年からその製品名は取りやめています。シャオミの「Note」はどんな意味合いを持つ製品なのか、今回の4つの新機種からその方向性が見えてきたように思えます。

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