今回は、Galaxy Zシリーズ3代目となる最新の縦折り型スマホ(フォルダブルスマホ)Galaxy Z Flip3 5Gの発売日や価格、スペックや機能などの詳細をレビューしてご紹介します。
フォルダブルスマホは注目度がとても高いですが、そもそもスマホを折りたたむ必要があるのか、耐久性は大丈夫なのかなど、気になるところですよね。
この記事ではGalaxy Z Flip3 5Gにしかできない魅力をたっぷり解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
Galaxy Z Flip3 5Gレビュー目次トップ画像引用元:
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Galaxy Z Flip3 5のドコモでの発売日は2021年10月6日で、10月3日より事前購入受付が開始されます。
auでも10月上旬に発売予定ですが、現時点ではソフトバンクでの取り扱いは発表されていません。
NTTドコモとauともに2021年9月8日から予約を開始しており、すでに事前予約についての特設ページが掲載されています。
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日本国内版Galaxy Z Flip3 5Gの価格は下記の通りです。
キャリア | 機種代金 | 割引適用時※ | 詳細 |
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ドコモ | 148,896円 | 88,176円 | ドコモ公式サイトを見る |
au | 148,925円 | 99,245円 | au公式サイトを見る |
※ ドコモはいつでもカエドキプログラム、auはスマホトクするプログラム適用時の場合
2021年8月27日から発売されているグローバル版はアメリカで999ドル(約11万円)ですので、日本国内版は4万円ほど高く設定されています。
両者を比較すると日本国内版がやや高めの価格設定ですが、グローバル版と違い日本国内版のGalaxy Z Flip3 5Gはおサイフケータイ(FeliCa)を搭載しています。
また期限内での応募が必要となりますが、Galaxy Z Flip3 5G購入キャンペーンとしてGalaxy Buds ProとMicroSDカードリーダー(試供品)がもらえます。
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Galaxy Buds Proは2021年4月8日に発売された、周囲のノイズを最大99%までカットするANC(アクティブノイズキャンセリング機能)搭載のワイヤレスイヤホンです。
販売価格は19,800円(税込 Amazon調べ)です。
そのため、実質約130,000円でおサイフケータイ搭載の日本国内版Galaxy Z Flip3 5Gが購入できると言えるでしょう。
ちなみに前回のGalaxy Z シリーズであるGalaxy Z Flip 5Gは185,835円(KDDIモデル)でしたので、今回のGalaxy Z Flip3 5Gはかなり価格を抑えていることになります。
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今回日本で発売されるGalaxy Z Flip3 5Gの主なスペックは以下の通りです。
Galaxy Z Flip3 5G | |
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画面サイズ | メイン:約6.7インチカバー:約1.9インチ |
本体サイズ(閉じた状態) | 高さ:86.4mm幅:72.2mm厚さ:17.1~15.9mm |
本体サイズ(開いた状態) | 高さ:166mm幅:72mm厚さ:6.9mm |
重さ | 183g |
アウトカメラ | 超広角:約1,200万画素広角:約1,200万画素 |
インカメラ | 約1,000万画素 |
バッテリー | 3,300mAh(ワイヤレス充電可) |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB |
CPU | Qualcomm Snapdragon 888 オクタコア |
認証 | 顔・指紋 |
防水 | IPX8 |
カラー | ファントムブラック・クリーム |
詳細 | Galaxy Z Flip3 5Gのレビュー |
非常に高いスペックを持つGalaxy Z Flip3 5Gですが、更に細かく特徴を見ていきましょう。
Galaxy Z Flip3 5Gのサイズは閉じた状態だと「高さ86.4mm×幅72.2mm×厚さ17.1~15.9mm(約4.2インチ)」で重さは183gです。
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ポケットにすんなりと収まるサイズです。
閉じたままおサイフケータイの使用ができますし、時刻や天気などは約1.9インチのサブディスプレイで確認できます。
また開いた状態では高さ166mm×幅72mm×厚さ6.9mmで重さは183g、6.7インチのメインディスプレイが搭載されています。
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前身であるGalaxy Z Flip 5Gと比較した場合、サイズ感は多少小さくなっていますが重量は変わりません。
ちなみに同じ6.7インチであるiPhone12 Pro Maxは高さ160.8 mm×幅78.1 mm×厚さ7.4 mmで重さは226g。
比較すると、高さ以外はGalaxy Z Flip3 5Gが小さく重量も軽いです。
Galaxy Z Flip3 5Gに搭載されている「Qualcomm Snapdragon 888 オクタコア」は、Androidスマホ用としては2021年現在最も性能の高いチップ(SoC)です。
またQualcomm Snapdragon 888を提供するクアルコム社(Qualcomm)が、YouTube上にチップ性能を数値で示したベンチマークのテスト結果を公表しています。
作業データの処理を行うRAMは8GBなので最高性能とは言えませんが、高い性能を持っています。
Galaxy Z Flip3 5Gには、上下に画面分割できるマルチウインドウ機能やポップアップ表示機能がありますが、RAMが8GBあれば快適な動作が期待できます。
一方でストレージ容量は128GBですので、iPhone12などと比べると少なめです。
さらに注意しておきたいのは、Galaxy Z Flip3 5GにはSDカードスロットが非搭載であること。
そのためたくさんのストレージ容量を使う際には、USB type CのSDカードリーダーやクラウドストレージの使用が必須です。Snapdragon 888とは?スペック・搭載スマホ・発熱の危険性を解説
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Galaxy Z Flip3 5Gには閉じた状態で見れるサブディスプレイと、開いた状態で見れるメインディスプレイの2種類が搭載されています。
それぞれの画面の大きさはメインディスプレイが約6.7インチ、サブディスプレイが約1.9インチです。
前身であるGalaxy Z Flip 5Gと比較した場合、メインディスプレイの大きさは同じですが、サブディスプレイの大きさが約1.1インチから約4倍サイズアップしています。
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約6.7インチの大画面メインディスプレイはDynamic AMOLEDという有機ELを搭載しており、Galaxy Zシリーズでは最も鮮明なフルHD+(2640×1080)表示が可能です。
気になる折りたたみ液晶の耐久性ですが、約20万回の開閉テストをクリア。
前回のGalaxy Z Flip 5Gよりも強いアルミフレームや外装にゴリラガラスを採用し、耐久性が80%向上していると発表されました。
またメインディスプレイには保護フィルムが貼り付けられているので、別途フィルム購入の必要はありません。
※ むしろ剥がさないように注意書きされています。
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約1.9インチのサブディスプレイはSuper AMOLEDという有機ELを搭載。
周りの明るさに対して自動的に調整を行うので、目に馴染みやすくなっていです。
天候や時刻、撮影した写真のプレビューなど多くの使い道があります。
スマホ側面にあるサイドキーを使ってカメラ起動やプレビューを操作でき、カメラに向かって手のひらをジェスチャーすることで撮影が可能です。
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バッテリー容量は3,300mAhなので、最近の大容量バッテリー搭載モデルと比べると少なく感じられるかもしれません。
しかし、長時間の電話や動画視聴を行わなければ1日使っても困らない容量だと言えます。
更にGalaxy Z Flip3 5Gにはバッテリー消費量を調整する機能がついています。
使う人に合わせてバッテリーの状態を最適化。
充電方法はUSB type Cケーブルとワイヤレス充電の2種類があり、USB type Cケーブルでは15W、ワイヤレス充電は10Wの急速充電に対応しています。
またスマホのバッテリー残量を、その他のワイヤレス充電対応機器に共有する「ワイヤレスパワーシェア(4.5W)」が使えます。
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Galaxy Z Flip3 5G本体のカラーはファントムブラックとクリームの2種類。
グローバル版の7色展開と比較すると、日本国内版のカラーバリエーションは少なめです。
ただサムスン電子はコンセプトとして、Galaxy Z Flip3 5Gにはカバーを装着して楽しんでもらうよう提唱しています。
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Galaxy公式カバーやケースはカラーが豊富で、自分好みのカスタマイズが可能です。
今後フォルダブルスマホの認知度が広まるに連れ、アクセサリー類は更に増えていくと予想されます。
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Galaxy Z Flip3 5Gのカメラ構成はメインに1,200万画素の広角カメラと超広角カメラが2つ、サブとして1,000万画素のインカメラが1つです。
正直なところ、画素数だけを他の最新スマホと比べればそれほど高いとは言えません。
ただ、人気のiPhone 12もカメラは1,200万画素です。
撮影した写真の色合いなどが好みであれば問題ないと言えます。
またGalaxy Z Flip3 5Gは折り曲げた状態で撮影が可能なので、一般的なスマホと違った撮影方法が楽しめます。
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したがってGalaxy Z Flip3 5Gの購入を検討する際にはカメラ性能そのものよりも、使いやすさを重視するのが良いでしょう。
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上下に配置されたカメラレンズの性能はそれぞれ以下の通りです。
Galaxy Z Flip 5Gのカメラ性能 | ||
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カメラ | 超広角レンズ(上) | 広角レンズ(下) |
画素数 | 1,200万画素 | 1,200万画素 |
F値 | 1.8 | 2.2 |
視野角 | 123度 | 78度 |
オートフォーカス | - | デュアルピクセルオートフォーカス機能 |
手ブレ補正 | - | 光学式手ブレ補正 |
ズーム | - | 最大10倍のデジタルズーム |
Galaxy Z Flip3 5Gを閉じたままでも、メインカメラを使った撮影が可能(フレックスモード使用)。
自撮りが簡単にできます。
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またGalaxy Z Flip3 5Gは、75〜110度に折り曲げた状態でも操作できます。
机や棚、床などに置けば三脚いらずでブレのない写真や動画を撮影できます。
インカメラはメインディスプレイの上部中央に位置し、パンチホール形状となっています。
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1,000万画素でF2.4、視野角80度なので、自撮りやビデオ通話も高画質で楽しめます。
メインカメラが折り曲げた状態で使用できるのと同じく、インカメラも机や棚に置いて撮影可能です。
三脚やスタンド無しで高品質なビデオ通話ができるので、ZOOMやSkypeなどのオンライン会議でも活躍が期待できます。
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これまでのスペック紹介で一部の機能については触れていますが、やはり折りたたみできる構造を活かした機能が満載です。
しかし便利機能が多い一方で、注意しておきたい点が3つあります。
Galaxy Z Flip3 5Gの注意点場合によっては購入後、後悔することにもなりかねませんので事前に確認しておきましょう。
Galaxy Z Flip3 5GにはSDカードスロットが搭載されていません。
またストレージ容量が日本国内版では128GBのみ取り扱いのため、大量の写真や動画などをスマホに保存したい場合は注意が必要です。
その場合は期間限定でもらえる購入者特典のMicroSDカードリーダーを使用するか、クラウドストレージサービスの利用を検討しましょう。
Galaxy Z Flip3 5GはIPX8相当の防水機能と公表されており、防塵機能については記載されていません。
またIPX8というグレードは水面下での使用が可能な程度とされていますが、メーカーごとに保護内容は異なっています。
お風呂やシャワーでの使用は入らない場合もあるので、防水性能への過度な期待は禁物と言えます。
Galaxy Z Flip3 5Gは上下分割されるメインディスプレイが魅力の1つですが、マルチウインドウ機能は他のAndroidスマホでも使用可能です。
Xiaomi製のスマホ「Redmi Note 10 Pro」は3万円台で購入できる安価なスマホですが、マルチウインドウやポップアップ表示の機能を持っています。
YouTubeを見ながら別の作業をするなど、折りたたまなくてもできる機能が必要であれば、Galaxy Z Flip3 5Gにこだわる必要はありません。
やはりポイントとなるのは「折りたたみ機能に10万円を超える費用を払えるかどうか?」です。
Galaxy Z Flip3 5Gが持つスペックや機能には、これまでのスマホにはなかった魅力的な要素が多々あります。
フォルダブルスマホを使っているという人はまだ少ないので、持っているだけでも注目の的になること間違いなしでしょう。
しかし一方で、フォルダブルスマホに対応しているアプリやアクセサリーがまだ少なく、同じ料金帯でほかの魅力的な機種もあります。
しかしスマホに限らずこれまでになかった新しいものを扱う際には、こういった懸念点は避けて通れないものです。
それでも他人とは違ったスマホを持ちたい、新しい環境にチャレンジしたいという方にとっては、Galaxy Z Flip3 5Gはおすすめです。
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ドコモでは、Galaxy Z Flip3 5Gを一括もしくは12〜36回払いで購入できます。
お得に購入するなら、12~24回払いで適用される「いつでもカエドキプログラム」を活用しましょう。
プログラムの内容は、23ヶ月目に本機種を返却すると、24回目の支払いが不要になるというもの。
さらに1~22ヶ月目に返却した場合、早期支払特典として、返却した翌月以降の分割支払金が割引されます。
23ヶ月目に返却しない時は、24回目の分割支払金を自動で24回に再分割して支払う形となります。
またGalaxy Z Flip3 5Gを購入、応募した方限定でGalaxyの純正アクセサリーであるGalaxy Buds Pro (Phantom White)とmicroSD カードリーダー (試供品)がもらえます。
Galaxy Z Flip 5Gの購入者特典 | |
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購入期間 | 販売開始日~ 2021年10月18日(月)23:59 |
応募期間 | 販売開始日~ 2021年10月25日(月)23:59 |
約20,000円するワイヤレスイヤホンが応募するだけでもらえるので、応募し忘れのないようにしておきましょう。
※ 各キャンペーンの詳細は公式サイトでご確認ください。
ドコモの予約受付ページはこちら画像引用元:
auでは、Galaxy Z Flip3 5Gを一括もしくは24〜48回払いで購入できます。
お得に購入するならau独自のキャンペーンである「かえトクプログラム」を活用しましょう。
スマホ購入後25ヶ月目にauで新しい機種へ買い換え、または返却することを条件に毎月の支払額が少なくなるというものです。
機種変更及び返却をしなかった場合、残債分は自動的に24回の分割払いに変更となります。
またGalaxy Z Flip3 5G SCG12を購入、応募した方限定でGalaxyの純正アクセサリーであるGalaxy Buds ProとmicroSD カードリーダー (試供品)がもらえます。
Galaxy Z Flip 5Gの購入者特典 | |
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購入期間 | 販売開始日~ 2021年10月18日(月)23:59 |
応募期間 | 販売開始日~ 2021年10月25日(月)23:59 |
auの特典はドコモと違ってGalaxy Buds Proの本体色はランダムで決まります。
期間中に購入・応募すれば必ずもらえる貴重なプレゼントですので、応募し忘れることのないようにしておきましょう。
※各キャンペーンの詳細は公式サイトでご確認ください。
auの予約受付ページはこちら画像引用元:
この記事ではGalaxy Z Flip3 5Gについて紹介してきました。
Galaxy Z Flip3 5Gレビューまとめ購入するかどうか迷われている方は、「折りたたみスマホがある生活をイメージできるか?」を考えてみましょう。
折りたたみ性能が絶対に必要かと言われればそうでないことが大半かもしれませんが、従来よりも利便性が向上する可能性は大いにあります。
アイデア次第ではこれまでご紹介した内容以上に、Galaxy Z Flip3 5Gの魅力を引き出せるでしょう。
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