写真で見る「AQUOS R6」。1インチセンサーのライカ監修カメラと高輝度&省電力の6.6インチOLEDが魅力【レポート】

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AQUOS R6の最大の特徴は前述通りにライカ監修のカメラ機能だ。同社による監修はセンサーの選定だけでなく、レンズや画質調整などに渡っている。特にスマホの薄い本体に現行スマホでは最大となる1インチという大判センサーを搭載する場合、それに合ったレンズを開発するのも難点となる。そうした中でレンズについてもシャープ子会社のマイクロレンズユニットメーカーであるカンタツが開発し、ライカの「Summicron」(ズミクロン)の名称を冠したF値1.9/焦点距離19mmの7枚構成レンズを採用している。本体上部の多くを占めるライカ監修カメラ。LEICAやSUMMICRONの銘も記載されている。レーザーAFやLEDフラッシュも搭載AQUOS R6の本体カラーはブラックとホワイトが用意され、NTTドコモとSoftBankでもそれぞれ2色ずつ販売されるスマホのハイエンドカメラも高画質化のため、これまでにも各社がスマホの大きさの中でセンサーサイズの大型化を進めてきた。センサーサイズが大きいほど、高感度性能や画素数アップの面で有利になるからだ。だが、高級コンパクトデジカメなどで採用される1インチとなると、レンズ設計や大きさも含めてスマホの形状に抑えることは難しく、一般的なスマホとして販売するモデルでの採用はこれまでまずなかった。搭載されている1インチセンサーと7群レンズAQUOS R6の1インチセンサーは、面積比で従来モデルの5倍となる。そのぶん、レンズも大型のものが必要となるしかしながら、シャープには自社開発のOLEDパネルやAQUOS zeroシリーズなど薄型軽量モデルの開発技術があり、これにライカとの共同開発が加わったことで搭載を実現した。実際にAQUOS R6の分解展示を見ても、本体内で確保できるスペースの多くはこのカメラ部分に費やされているのがわかる。本体分解写真。これだけを見ると、デジカメの内部写真のようだ本体側面。大型センサーとレンズ搭載だけあって、カメラ部分はやや出っ張っている。メインカメラのセンサーサイズとしては前機種「AQUOS R5G」の約5倍となったAQUOS R6のメインとなるリアカメラはこれ1つのみで、超広角から望遠撮影までこの1つのカメラ(センサー+レンズ)で撮ることになる。カメラアプリを起動すると、標準では24mm相当の画角で、超広角で19mm相当、望遠は152mm相当の6倍ウルトラレゾリューションズームとなる(ともに35mm換算)。保存サイズはいずれも2000万画素だ。一方、距離測定用にiToFセンサーも搭載する。シャープでは過去に深度センサーもマルチカメラの数に入れたこともあったが、実際に撮影するのはメインの1インチセンサーのみであることからわかりやすさを重視して“シングルカメラ”を謳う。これにより、背景ボケのポートレートは1インチというセンサーサイズを活かした近距離での光学的な効果のほか、画像処理による背景ボケにも対応し、圧倒的な背景ボケの画力を引き出している。カメラアプリの画面は一般的なスマホとさほど変わりない。ナイトモードやマニュアル撮影を利用しやすくなった。標準24mmの画角は、中央下部のアイコンのタップや、スクロールでこのみの画角に変えられるまた従来の「AQUOS」シリーズと比べて明らかに向上したのが、大型センサーによる高感度撮影だ。暗室の非常に暗いプラネタリウム内の星も、従来モデルでは撮れなかったものが撮れるデモを実施。また、暗所オートフォーマスもレーザーAFによりしっかり捉えて撮影できる。実際の星空を模した暗室の暗いプラネタリウムも、AQUOS R6では撮影できた肉眼では見えない暗所でも右の画像のようにレーザーAFは被写体を素早く検知しており、すばやいピント合わせが可能になっているもう1つの特徴となるのが高解像度かつ高輝度ながらも省電力性能も備えたディスプレイだ。最大240Hz駆動の約6.6インチWUXGA+(1260×2730ドット)OLEDパネルはシャープがIGZO液晶で長年培ってきた省電力性能と高性能なOLEDを組み合わせた「Pro IGZO OLED」となった。ピーク輝度2000nitは現行のスマホ向けディスプレイにおいて最大となる。これにより、10億色の色彩階調に加えて2000万:1のコントラスト比を実現。HDR映像をより広い色彩と輝度で表現できるほか、日中屋外での画面の見やすさにも貢献する。複数のAQUOS R6で花火の映像を表示するデモ。ピーク輝度2000nitの明るさとOLED黒の締まりにより、肉眼と同等かそれ以上の映像表現を実現また表示フレームレートは標準で1〜120fpsのアイドリングストップ表示に対応。高い省電力性能と、操作時の滑らかさを両立した。これは従来のIGZO液晶の特徴を引き継ぐもので、画面の制止時は1fpsだが、画面を動かした時のみ最大120fpsで描画する仕組みとなっている。標準で1〜120fpsのアイドリングストップ表示に対応。写真のように、通常時は省電力1fps動作だが、操作などで画面が動く時のみ瞬時にフレームレートが最大120fpsへと向上し滑らかな描写を行う従来モデルと同様に240Hz駆動の120fps表示+黒挿入にも対応。高フレームレート対応ゲームを滑らに表示できる上に、高価格帯のゲーミングモニターと同じく肉眼では関知できない一瞬の黒い帯表示を挿入することで、高フレームレート表示で人の網膜に起きる残像感の錯覚を抑えることで快適なプレイを実現する。ハイスピードシャッターで撮影。ゲーミングメニューの「なめらかハイスピード表示」を有効にしたアプリでは、120fps表示に加えて肉眼では見えない黒挿入によって滑らかかつハッキリとした映像を楽しめるゲーミング機能では新たに他社製品にも見られる充電器の給電のみの設定「インテリジェントチャージ」も追加された。長時間のゲーム中、充電器からのバッテリー充電をあえて行わないことで、本体の発熱やバッテリーの劣化を防げる。ゲーミングメニューを搭載。ゲーム中のプレイ環境を編集可能新たに充電器を接続中もバッテリーの充電は行わない「インテリジェントチャージ」が追加された高音質な音楽視聴やゲームプレイに必須のイヤホン端子も搭載その他にも指紋認証センサーはOLEDの仕様を活かしてディスプレイに内蔵した。ここにはQualcommの3D超音波指紋センサー技術「Qualcomm 3D Sonic Max」を初採用。画面上に広い指紋認識エリアの搭載を実現した。これにより、ロック解除だけでなく指紋登録までも高速化している。また広い指紋認証エリアを活用して指2本を使ったロック解除にも対応し、1本と比べ20倍の安全性があるという。さらに指の長押しで電子決済アプリなど、指定したアプリの起動も可能だ。生体認証は顔認証にも対応しており、画面上部中央にあるパンチホール部分に約1260万画素CMOS/広角レンズ(F2.3)のフロントカメラが搭載されている。ディスプレイ内蔵かつ、広い指紋認証センサーエリアを実現広い指紋認証センサーを活かして、指2本でのロック解除機能も搭載記事執筆:島 徹■関連リンク・エスマックス(S-MAX)・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter・S-MAX - Facebookページ・AQUOS R6 関連記事一覧 - S-MAX・AQUOS R6|AQUOS:シャープTweet

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