Twitterの「ブロック」とは、不快なアカウントや不審なアカウントとの繋がりを断ち切り、今後の関わりを拒否するための機能です。Twitterでブロックすると、相手と自分とのフォロー関係は相互に解消され、相手アカウントは自分のツイートやプロフィール、フォロー一覧などほぼすべての情報を閲覧できなくなります。また、リプライやメンション、DMといったコミュニケ―ション手段も制限されます。
Twitterで自分がブロックしたら相手との関係はどうなるか、逆に自分がブロックされたらどうなるか、詳しくは別表にまとめています。
相手をブロックしたことがバレたら……、 というのは非常に心配なポイントですが、Twitterでブロックしても相手に通知されることはありません。ただし、ブロック後に相手が勘づいて自分のプロフィールページを閲覧すると、ブロックしたことが知られてしまいます。
ブロックした側 | ブロックされた側 | |
フォロー関係 | 相互に解除、今後も不可(※1) | 相互に解除、今後も不可 |
プロフィール | 閲覧可能 | 閲覧不可 |
フォロー一覧 | 閲覧可能 | 閲覧不可 |
フォロワー一覧 | 閲覧可能 | 閲覧不可 |
リスト一覧 | 閲覧可能 | 閲覧不可 |
いいね一覧 | 閲覧可能 | 閲覧不可 |
※1 ブロックを解除すれば、再フォローが可能となる
ブロックした側 | ブロックされた側 | |
ツイート閲覧 | 可能(※2) | 不可(※3) |
リプライ | 送信可能 | 送信不可 |
リツイート | 可能(※4) | 不可 |
いいね | 可能(※5) | 不可 |
ブックマーク | 既存から消去、追加不可 | 既存から消去、追加不可 |
リスト | 既存から消去、追加不可 | 既存から消去、追加不可 |
モーメント閲覧 | 可能(※2) | 不可 |
※2 フォローは解除されるので、タイムラインに相手のツイートは流れてこない。相手がツイートを非公開にしている場合(鍵垢)は不可※3 ブロックされたアカウントにログインしていない状態であれば閲覧可能(詳しくは後述)※4 リツイートしても、自分のタイムラインには表示されない※5 自分が「いいね」した一覧には表示されない
ブロックした側 | ブロックされた側 | |
メンション | 送信可能だが通知は不達 | 送信可能だが相手に不達 |
DM | 送信不可 | 送信不可 |
グループDMへの追加 | 不可 | 不可 |
写真へのタグ付け | 可能 | 不可 |
通知 | 届かない(※6) | 届かない |
検索 | 不可 | 不可 |
※6 第三者が自分と相手に同時にメンションした場合、自分がフォロー中のアカウントが相手にメンションした場合など、稀に例外がある
Twitterで相手アカウントをブロックする方法を紹介します。説明画面はiPhone版Twitterアプリのものですが、Android版Twitterアプリでも、ブラウザ版のTwitterでも手順は同様です。
Twitterの設定メニューをたどると、自分がブロックしたアカウントのリストを確認できます。ブロックリストを表示する手順は次の通りです。
相手とのフォロー関係を修復したり、相手のツイートを一時的に閲覧するには、ブロックを解除する必要があります。また、フォロワーを削除するために、ブロックしてすぐ解除する手法(通称:ブロ解)を用いることがあります。
以下、Twitterのブロックを自分から解除する方法を紹介します。ブロックリストから解除する方法と、相手のプロフィールページから解除する方法の2パターンがあります。
Twitterで自分がブロックされたか確認するもっとも簡単な方法は、相手アカウントのプロフィールページにアクセスすることです。より詳しい解説は下記の関連記事をご参照ください。
【関連記事】Twitterで自分がブロックされたか確認する方法
Twitterでブロックできるのは、相手の人物そのものではなく、相手のアカウントだけです。相手がログインせずに「見るだけ」の手法でTwitterにアクセスしたら、自分のツイートやプロフィール情報は閲覧されてしまいます。また、自分の知らない別アカウントで相手がTwitterにログインすれば、リツイートしたりリプライやメンションを送信することも可能です。
不快なユーザーとの関わりをより強く断ち切りたい場合は、相手をブロックすることに加えて、自分のツイートを非公開にする(実質的な非公開アカウント・鍵垢にする)ことも検討しましょう。サブアカウントを作成することで相手から遠ざかる手もあります。
不快なユーザーと関わりたくないけど、「ブロックしたことがバレるのが怖い」「リアルな人間関係もあるのでブロックできない」と悩んでいる人もいることでしょう。そうした場合は、やんわりと距離を置く方法として「ミュート」機能を試してみましょう。
ミュートであれば、相手からのリプライやDMは届くものの、フォロー関係を保ったまま、相手のツイートを自分のタイムラインから排除できます。もちろんミュートしたことは相手に通知されず、自分のプロフィールページにアクセスされても、ミュート前と表示に変化はありません。ミュートについては、下記の関連記事で詳しく解説しています。
【関連記事】Twitterの「ミュート」とは? 設定方法やブロックとの違いを解説
タイムラインから不快なツイートを排除する目的であれば、相手をブロックすることに抵抗はありませんが、リプライやDMのやり取りがある間柄だと、匿名性の高いTwitterであっても関係をなかなか断ちにくいものです。自分のプロフィールページにアクセスされると、相手にバレるという特性を理解したうえで、ブロック機能をご活用ください。
あべもとき1998年、パソコン雑誌「PCfan」にて編集者としてのキャリアをスタート。2012年にマイナビニュース デジタル編集部に加入し、パソコン、カメラ、オーディオ、スマホ、デジタル家電関連の記事を担当。2014年から2017年にかけて同編集長、2019年までプロデューサーを務める。現在はマーケティング系の部署から、TwitterやLINE、Amazon、iPhone、Android関連の記事編集・執筆を時折手がけている。監修記事一覧はこちら。