スマートフォンのカメラ部分に、カメラブランドの価値を持ち込んで成功したのは、昨年発売されたHUAWEI「P9」が最初といってもいいだろう。Leicaダブルレンズカメラ搭載の同機は、“いい写真が撮れる”、“特にポートレートがいい”ということで、人や自分を撮る機会の多い女性の注目を集めた。
HUAWEIの5.5型スマートフォン「P10 Plus」同様にカメラブランドを持ち込んだ例としては、同じく昨年9月に国内発売が開始されたMotorolaの「Moto Z」および「Moto Z Play」の背面に合体させるカメラユニット「Hasselblad True Zoom」がある。ただしこちらはスマホと別にユニットを購入する必要があること、合体するとかなり大型になることなどから、どちらかというとマニア受けする方向であろう。
そんな中、P9の後継機「P10」が発売された。すでに一部の国では今年3月から発売が開始されているが、日本は1次発売国から漏れた格好で、この6月から発売が開始された。
Leicaダブルレンズカメラも第2世代となり、レンズスペックやセンサーもアップデートされている。もっとも気になるところはセルフィの出来かもしれないが、オジサンともなればそうそう自分撮りなどしなくなる。
風景とネコとメシぐらいしか撮らないオジサンでも、Leicaダブルレンズは意味があるのだろうか。また、あまり評判を聞かない動画性能はどうなのか、今回はその辺を中心にテストしてみよう。