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モバイルノートPCのハードディスクをSSD換装してみた「LIFEBOOK SH90/M」 ハイブリッドHDDじゃなくHDDモデルをネットで購入 その前に、まずはリカバリディスクの作成 LIFEBOOK SH90/MのHDDは7mm厚 リカバリディスクからのリカバリ 当たり前だけどやっぱりSSDいいよね

書かれた 沿って mobilephonebrand

買ったばかりのバッテリ持ち持ちモバイルノートPC「富士通 LIFEBOOK SH90/M」のハードディスクをSSDに換装したので、後進のために写真入りでレポートしておきます。

調べが足らない僕の性格もあるので、違っていたらごめんなさいですが、昨年末の購入時には、同一型番でのSSD換装報告って無かったような。

でもまぁ、なんとなく多分行けそうな予感がしたので、今回は人柱精神でもって SSD 換装に臨みました。

今回使ったのは、WEB限定のカスタムメイドモデル。

そのため、厳密には「LIFEBOOK SH90/M」ではなく「WS2/M」「WS1/M」という型番になりますが、基本的な構造は同じはずです。

大容量HDD+小容量キャッシュ用SSDを組み合わせた「ハイブリッドHDD」ではなく、SSD換装を前提に安価でシンプルなHDDモデルを選択し、その他はタッチパネル付き液晶以外、ほぼ最小構成としました。

当時は、交換用バッテリのプレゼントキャンペーン中でしたが、現在は終了しているようです。

電話サポートが有料となる「ミニマムサポート」を選択しての5,000円オフと、20%オフクーポンとを使い、お会計は132,440円なり。

僕からするとなかなかの高級品ではありますが、さっそく買ったばかりのこのマシンのどてっ腹を開けちゃいたいと思います。

と、その前に、このPCのリカバリディスクはハードディスクのリカバリ領域に「しかない」ので、Windows 上の「FUJITSU-バックアップナビ」→「管理タブ」→「リカバリディスクセットの作成」から、DVD版リカバリディスクを作っておきましょう。

このリカバリディスクがあれば、まっさらな空のSSD / HDD からでも、購入時の状態へ復元できます。

リカバリディスク作成にはブランクDVDが6枚必要で、時間も半日近くかかった記憶があります。面倒なら、富士通から5,000円で買うこともできますが、正直ふざけた高さなので、ここは頑張って自分で作った方がよいでしょう。

ではさっそく、中身を開けていきましょう。

はじめに、PCを裏返し、バッテリパックを取り外し、ドライブベイを空にし、メモリスロットカバーを開けます。

下図赤枠のネジ(計10本)を外します。メモリスロットの中にもネジがあるので要注意。

底部カバーを丁寧に開けます。手前のSDカードスロットからが開けやすいかも。カバー側にはフレキケーブルでつながっている箇所などはありませんでした。

右下に見える銀色の箱が内蔵HDDです。

HGST製 Travelstar Z5K500-500 5400rpm。2.5インチ、7mm厚の SATA HDD が載っていました。PCIe M.2 SSD を採用する機種もある中、悠長な構成には見えますが、おかげで換装も楽というもの。

衝撃吸収ゴムの付いたプラ板に包まれた HDD を取り出し…

SSD に載せ替えます。

換装に使ったSSDは、CFD製「CSSD-S6T256NHG5Q」。

 モバイルノートPCのハードディスクをSSD換装してみた「LIFEBOOK SH90/M」 ハイブリッドHDDじゃなくHDDモデルをネットで購入 その前に、まずはリカバリディスクの作成 LIFEBOOK SH90/MのHDDは7mm厚 リカバリディスクからのリカバリ 当たり前だけどやっぱりSSDいいよね

速さと安さで名高いSamsung の 3bit MLC SSDと迷いましたが、寿命面で心配が拭えなかったので。こんな作業もうしばらくやりたくないですからね。

HDDがあった元の場所にSSDを装着します。

底面カバー、バッテリー、メモリスロットカバー、ドライブベイを埋めて元通りネジを締めて完了です。

ハードウェア的な作業はたったこれだけでした。

分解してみて、この筐体のメンテナンス性の高さに感心すると同時に、バッテリ交換・メモリ増設・ドライブベイ・アナログRGB端子・ギガビット有線LANと、これだけのフィーチャーをこの重量・厚さに詰め込むことの大変さがよく分かりました。

問題の Windows 環境の復旧ですが、換装前HDDからドライブイメージをまるごとコピーする方法もあったものの、色々心配があったことや購入後すぐだった、という事もあり、純正リカバリディスクからリカバリする事にしました。

この記事をお読みになっている方のレベルなら細かい説明は不要かと思いますので、ポイントだけ押さえておきましょう。

まず、まっさらな空の SSD へリカバリしようとしたところ、「サポートしていない区画構成のため本機能はご利用いただけません」というエラーが出てしまいました。

この場合は、「トラブル解決ナビディスク」の「ユーティリティ」→「領域設定」からパーティションを作成すればOKでした。

その後は、正規のリカバリ手段で問題なくリカバリできました。

今回は、十分な容量の 256GB SSD へリカバリしましたが、この作業をすると、ディスクのパーティションが「Cドライブ+Dドライブ+リカバリ領域」に概ね3分割されてしまうため、カスタマイズモデルには無い128GB以下の SSD へのリカバリが可能かどうか、は分かりません。(容量的には足りるのですが、変なエラーチェックをやっていないか若干心配はあります。)

最後に、Dドライブとリカバリ領域をぶっ潰して、この記事の方法で巨大なCドライブ一本にパーティションをまとめて、プリインストールのゴミアプリを片っ端からアンインストールして作業完了です。

ハナっからSSD化する前提で買ったマシンなので、改めて感動するのもおかしな話ですが、やっぱりもう、HDDのマシンには戻れません。

これとは別のSSD搭載ノートPCも持っていますし、SSD化であらゆる動きがキビキビする事は色々なところで体験済みですが、Haswell 搭載でこの機種だからなのか何なのか、今回の体感速度向上は、特に大きかったように感じました。

まったくの勘で恐縮ですが、Haswell+「省電力モード」での運用を前提にするなら、CPU利用率があまり上がらないことも関係してか、ストレージが SSD じゃないと使い物にならないんじゃないか、という予感もしたりしなかったり。

あとは、SSD化するとバッテリの持ちが地味に良くなる。というのも利点です。

文章入力みたく軽い作業なら、バッテリ残量9割で残り使用時間11時間以上、なんてこともザラなので、満充電でなくても割と安心して持ち出せると思います。実際、一日使ってバッテリが空になった事は、今のところまだ体験していませんし。

自宅で一日わりとずっと触ってても、バッテリ容量が4割以下になったのを見たことがありません。

バッテリに余裕があると、画面が暗く感じる時でもバッテリを気にせずにバックライトを明るくする気にもなりますし、パフォーマンスが必要なら、「省電力モード」じゃなく「バランスモード」に切り替えよう。と贅沢する気にもなります。

交換用バッテリを買えば、多少の慣れは必要なものの簡単にバッテリ交換できるので、1泊2日くらいならACアダプタ無しで行っちゃおうかな。という気にもなります。

昨年は、バッテリの持ちがよくて、しかも、自宅とほぼ同等の作業ができる(=速くて高解像度液晶でメモリをそれなりに積める)モバイルノートを持っておらず、出先でいろんな SNS の複合砲を喰らい、慌ててタクシーで帰宅した事がありましたが、今年はこいつのおかげで、出先からでもかなり込み入った作業が長時間できるようになるので、長距離遠征も安心して行けるようになったんじゃないかなぁ。と思います。ふぅ。