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ひな人形を気軽に楽しむ工夫。シンプル化すれば出し入れもラクに

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3月3日はひな祭り! 大がかりなひな人形は、出すのも片づけるのも一苦労ですよね。そこで、卵とバターを使わないパン教室「toiro(トイロ)」を主宰し、2人の娘をもつ幸栄さんにひな飾りの楽しみ方について教えてもらいました。

ひな人形を飾るのは気が重い?面倒?

幸栄さん宅のひな人形

新しい1年が始まり、節分を迎えたらすぐに出すものがあります。そう、「おひなさま」! 私の周りからは「おひなさま出さなきゃ…」「早くしないとすぐに3月になっちゃう!」なんて気が重たそうな声をよく耳にします。「おひなさまを飾る」ということは、とても楽しみなことの1つです。今年も節分を迎えることができて、やがて訪れる春を穏やかに迎えることができそう。そんな、小さな幸せをかみしめることができるからです。そして、私は「おひなさまを飾る」ことは大きな行事ではなく「気楽な毎年の出来事」と考えているからかもしれません。わが家には2種類のひな人形があります。どちらかが長女用、次女用ということではありません。

 ひな人形を気軽に楽しむ工夫。シンプル化すれば出し入れもラクに

●引っ越しを機に細かい飾りを処分

スタンダードなひな人形

スタンダードなひな人形は、長女が生まれたときに購入しました。おだいりさまとおひなさまだけのものを選びましたが、そのほかにも細々とした飾りがたくさんついていまして…。それをひとつずつ出しては飾ることがいつも面倒でした。そして、引っ越しを機に、その細かい飾りたちをすべて処分しました。もちろん買ってくれた母に相談した上で、ですが。そう、この細々したものを出すということがあまりにも面倒で、おひなさまを飾ることが大変なことになってしまっていたのです。せっかくだから飾ることを楽しみたい! と思い、思い切って処分しました。そして、クローゼットの中に片づけることにしました。日々使うクローゼットなら、さっと開けたらすぐ取り出せるからです。そうすると…不思議なくらいおひなさまを出すことが気軽なものになりました。

●ひな人形はスタンダードなものでなくてもいい

飾るのが簡単な砂土原人形

こちらは直接職人さんにお電話して、「うちの娘はふっくらした子なので、ふくよかな子を選んでください」なんていう無茶ぶりをして送っていただいた砂土原人形です(笑)。砂土原人形は、400年以上の歴史のある土人形。とっても気に入っていて、何年経ってもときめく愛らしさです。じつはスタンダードなおひなさまを飾るのが面倒で、さっと出して飾ることができる砂土原人形を購入しました。ですので、数年間はこのおひなさましか飾っていませんでした。反省。小物を処分するなんてもったいない! と思われるかもしれません。でも飾ることがおっくうになって、しまい込んでいるほうがもったいないと思いませんか?日々気持ちが楽に過ごせるようにしたい、私の大切にしたいことの1つです。

●5月はミニこいのぼりを購入予定?

ひな人形とたまちゃん

おまけですが、しらたまのたまちゃん(文鳥)とおひなさまのかわいい1枚。しかし、たまちゃんは男の子なんです(笑)。5月にミニこいのぼりを買ってあげようと考えています。

幸栄