• |
  • 記事

  • |
  • 【ナビレビュー】ケンウッドのト...

【ナビレビュー】ケンウッドのトップエンドモデル「彩速ナビ MDV-Z905」。スマホライクで素早く操作できる“最速にして彩速なナビゲーション”

書かれた 沿って mobilephonebrand

ルート探索は「推奨」「距離」「高速」「一般」「高速/距離」の5パターンと先代モデル同様。多くのカーナビでは推奨ルートを探索後、複数ルートを一気に探索するモデルが多いけれど、こちらはルートを選ぶとその都度探索する感じ。とはいえ、探索に要する時間はごくわずかでストレスを感じることはない。今回は動画を用意しているので、そちらを見てもらえればそのスピードが実感できるハズだ。

【彩速ナビ】目的地検索

「有料優先」「道幅優先」「渋滞回避」「踏切考慮」の各項目で重み付けを変えることができるカスタマイズ機能「マイルートアジャスター」も健在。「信号考慮」や「ルート学習」のON/OFFも選択でき、自分好みのルートに近づけることが可能だ。選んだ組み合わせを3パターン登録しておけるから、「時間重視」「コスト重視」など、シチュエーション別のパターンを登録しておくと便利そうだ。

ルート探索はいつもの羽田空港でチェック「ジャンル」での絞り込み検索を行なうことができたルート探索の結果一覧表示も可能マイルートアジャスターを使えばより自分にあったルートを見つけることも可能になるフリーワード検索では絞り込まずに目的地を見つけることができた

【ナビレビュー】ケンウッドのトップエンドモデル「彩速ナビ MDV-Z905」。スマホライクで素早く操作できる“最速にして彩速なナビゲーション”

実際に案内ルートを走る際、最もよく目にするのが交差点の案内だ。設定により変更できるけれど、一般道での案内の基本となるのは進行方向と残距離をグラフィカルな表示で示す「ここです案内」、交差点に近づいてからは交差点付近を拡大表示、といった流れ。走行中はそれに加えて、方面案内看板やイラスト表示などがサポートしてくれる。

また、先代モデルからは先々の案内ポイントをラリー競技などで使う“コマ図”のような感覚で確認できる「案内先読みガイド」も搭載。次にどの方向に進むのかを事前に、そしてカンタンにチェックすることができる。とても実用的で便利な機能だ。

「ここです案内」はグラフィカルな表示で進む方向を判断しやすい。交差点に近づくにつれ色が変わるのも分かりやすい演出交差点近くでは拡大図に切り替え方面案内看板は豊富に用意されている細街路でも同様の案内が行なわれるので安心ルート案内中は折り畳みメニューの「先読み」が利用可能コマ図でルート上の案内ポイントをチェック可能都市高速や都市間高速での案内も充実

カーナビならではの自車位置精度の面では、新たに3軸ジャイロと3軸加速度センサーを組み合わせた「6軸慣性センサー」を搭載。衛星もGPS、準天頂衛星「みちびき」、ロシアの衛星測位システム「グロナス」に対応と、より高い精度を追求しているのが、新しいTYPE Zシリーズの特長となる。

まず、いつものチェックポイントとなっている地下駐車場。衛星からの電波を受けることができないため、6軸慣性センサーが威力を発揮するシチュエーションだ。途中、若干不安定な動きを見せたものの、最終的にはほぼ問題のない結果で、地上に出てからはすぐに完璧な位置に修正された。

一般道と高速道路を見分ける高さ方向のチェックは、テスト場所を今までの首都高速の新山下ランプから磯子ランプへと変更。ここは一般道、首都高速の側道および一般道への分岐、首都高速と3階建ての複雑な構造となっている。なかなか難しいシチュエーションではあるものの、側道に降りると即座にリルートを行ない分岐での方面案内看板を表示。さらに、一般道へ降りると次の交差点のレーンガイドに切り替える、と完璧な案内を行なった。逆方向、一般道から首都高速へのルートでも試してみたけれど、それも完璧。据え置き型カーナビならではの高い精度を遺憾なく発揮した格好となった。

地下駐車場での精度チェック。今回は若干ブレが大きかったが出口では問題のない位置となった磯子ランプでの案内。首都高速を降りるとすぐに一般道での案内に切り替わった。完璧逆方向。初期の案内ルートとは異なる「環状2号」方面に進んだこと、続いて首都高速に乗ったこともすぐに認識した