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PRのプロが指摘する、 採用候補者と企業のズレ 理念や思いがより伝わる「右脳的コンテンツ」のススメ

書かれた 沿って mobilephonebrand

候補者が知りたい情報と、企業が発信したい情報のギャップ

久保圭太氏(以下、久保):非常に具体的な数字や結果の話までお伺いできたので、コンテンツの中身の部分に入らせていただきたいと思っております。アジェンダ2「社員を主役にするコンテンツの作り方」というところで、久末さんが実際にやられているコンテンツの工夫だったり中身も見ていければと思うんですけれども。

PRのプロが指摘する、
採用候補者と企業のズレ
理念や思いがより伝わる「右脳的コンテンツ」のススメ

前提として、最初に私から考え方をお話しさせていただきたいと思います。もともと今の企業ってオウンドメディアなどを通して、自社で発信をされてる会社がすごく増えてきていると思うんですけれども、実際に候補者が求めている情報、魅力に感じる情報とのギャップもまだあるのかなと思っていまして。

実際に電通PRさんの企業広報戦略研究所の発表で、「魅力度調査」のデータも出ているんですけど、人的魅力や財務的魅力、商品的魅力があったときに、人的魅力がナンバーワンにあるんですね。いろんな項目がある中でも、上位5つのうち4つくらいが人的魅力にあるというところで、採用候補者はやはりそこを求めているんです。

候補者が望むのは人的魅力なんですけど、企業側に「自分たちが発信したいことは何ですか」って実際に当社で調査をしてみました。そうすると「やっている取り組み」や「会社のことを伝えたい」ということなんです。やはり会社が主語になっちゃうところがあって、本当は社員が主語になっていく情報を候補者は求めているんじゃないかというのが、結果からも見えてきたところです。

当社の考え方として出させていただいているのが、「一人ひとりのストーリーを発信していきましょう」というところです。いろんな切り口で、「人」を前に出していきましょうと考えています。