サムスン電子は2021年10月1日、KDDIの5G網にミッドバンド向けvRANソリューションを展開すると発表した。サムスン電子とKDDIは2022年第1四半期からトライアルを開始し、第2四半期から商用網に適用する計画である。両社はこれまでから共同でvRANに関する技術研究を行っており、O-RANをサポートするサムスン電子のvRANと他社のMassive MIMO装備を活用した5G SA通信にも最近成功している。KDDI 取締役執行役員常務 技術統括本部長の吉村和幸氏は、「両社の協力を拡大し、5G商用網で圧倒的な性能を提供しているサムスン電子のvRANを日本初に適用することができて嬉しい」とコメントしている。また、サムスン電子 副社長 ネットワーク事業部 戦略マーケティングチーム長のキム・ウジュン氏は、「KDDIと2020年の5G商用化、2021年の700MHz 5G構築に続き、今回のvRAN事業を通じて新たな道しるべを立てることができて嬉しい。今後ともKDDIと新たな5G革新に向けた協力を継続したい」と語っている。