通信キャリアであるSoftbankが提供している格安プラン『LINEMO』。通信キャリアの回線(Softbank)をユーザーが直接使える『MNO』なので通信品質が安定。回線のもっとも混雑が予想される平日のお昼時に速度を実測したところ、なんと下りで『69.8Mbps』。光回線でも集合住宅だとこんな速度出ませんよね。
平日の12時29分にLINEMOの通信速度を実測
回線を通信キャリアからレンタルしているMVNOの場合、平日のお昼時は5Mbps以下に速度が低下する場合が殆ど。お昼休みの時間帯は午後12時~1時と大体共通。よってスマートフォンでモバイル通信を行う時間帯が被ってしまうのはある意味仕方のない事。
混雑している時間帯にどれだけ快適に使えるかどうかが、SIMを選ぶ上で一番重要なポイント。LINEMOはお昼時に下りで69.8Mbps。これ以上のサービスを探す方が難しいかもしれません。
LINEMOより
月額2,728円のスマホプランでは月に『20GB』の高速通信が可能。会社や学校にWi-Fi環境が整備されている人であれば十分すぎる大容量です。さらに20GB使い切った後も最大『1Mbps』の速度で通信出来るのがLINEMOスマホプランの特徴。しかし69.8Mbpsが1Mbpsに下がったら、『YouTubeが観られなくなるのでは!』と普通は心配になりますよね。
確かに画像ベースのフリマアプリだったり、多くのデータ量を必要とするコンテンツの表示に若干時間がかかるようになるのは事実です。しかしYouTubeの場合、モバイル通信環境下では最初からある程度解像度を低く設定する必要があるので、最大『1Mbps』でも実質視聴環境が大きく変わることはありません。
通信品質だけとっても契約する価値ありなLINEMOは『LINEギガフリー』という独自無料オプションに対応。LINE利用時に発生するデータ消費が基本的にゼロ。一般的な文字トークだけでなく、ファイルの送受信に画面シェア、ビデオ電話や音声通話もゼロに含まれるのがLINEギガフリーのすごいところ。
LINEMOより
さらに、今なら『5分以内国内通話定額オプション(月額550円)が1年間無料』『スマホプランに他社から乗り換え(Softbank、ワイモバイルは対象外)時に7,000円相当(新規番号での契約は3,000円相当)のPayPayボーナスが付与』『LINEミュージック6ヶ月無料』『900万種類以上の対象クリエイターズスタンプ使い放題』といった4つのキャンペーンを実施中。LINEMOを契約するには最高のタイミングです。
弱点があるとすれば『通話』の部分でしょうか。今ならキャンペーンで5分以内のかけ放題が1年間無料。ただしキャンペーン期間を超えると月額550円の利用料金が発生。5分を超えた場合は22円/30秒の通話料がかかります。一部のMVNO(OCNモバイルONEやIIJmioは11円/30秒)と比較するとやや割高。
通話の弱みを『基本料金無料』で解決してくれるのが『楽天モバイル』です。楽天モバイルは月のデータ通信1GBまで基本料金が『0円』。0円でもRakuten Linkのアプリを使用すれば『国内通話かけ放題』という神的サービスです。
ただし楽天モバイルにも電波が入りづらいという弱点があります。その理由は楽天モバイルに割り当てられている4Gの周波数帯(通信バンド)が『3』に限定されているから。『バンド3』は通信速度に優れますが、建物内や山間部で電波がつながりづらいのです。
楽天モバイルより
サービス開始当初はauの『バンド18』が楽天回線をしっかりサポート。しかし楽天回線の人口カバー率が70%を超えた地域では両社協議のもとパートナー回線の提供を段階的に打ち切り。楽天回線エリアが着実に広がる一方で、au回線が使えなくなり電波が入りづらい地域や場所が徐々に増加。
総務省より
電話をかけたい時に電波が入らなければ、いくら無料で『国内通話かけ放題』でも意味がありません。その『圏外』を回避してくれる新たなパートナーがLINEMOのSoftbank回線。
通話アプリRakuten Linkはモバイル通信(Wi-Fiは非通知になる場合あり)さえ行えれば他社回線でも通話が可能。つまり通話用のSIMを『楽天モバイル』、データ通信用のSIMを『LINEMO』に設定しておけば、安定して『国内通話かけ放題』が維持され『電話が繋がらない』状況を回避出来ます。
3千円以内でここまで優れた自由度の高い通信環境を得られるなんて夢みたいじゃないですか?楽天モバイルがMNOに参入して価格競争がはじまり、通信キャリアが利用料金の引き下げに動いたからこそ実現出来たこと。物価が一気に上がって生活コストの切り詰めが必要な昨今。まずは簡単に出来る通信料金の引き下げから始めましょう!
格安SIM