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iPhone XS/XS Maxで報告・修正された不具合まとめ

書かれた 沿って mobilephonebrand

あなたは様子見派? それとも即買い派?

私は1台子供に購入して様子見、自分のはiPhone XSかXRで決めたいなと贅沢にも思ってます。子供のを少し遊ばせてもらったら、カメラ機能の向上に感動。きれいに撮れるようになった~これは買いかと思っていたら...米GizmodoのAdam Clark Estes記者、前回のレビューではべた褒めでしたが、今回は全米から集めた最新の不具合情報をウワサを含め詳細に報告してくれました。参考になります~。

なお、すでにアップデートで修正されているものもありますよ。


Appleファンからの愛の不具合報告

新しい製品には不具合がつきもの。

Appleのフラグシップもしかり。熱烈Appleファンからぞくぞくとネットに寄せられる不具合報告なしには新製品の立ち上げが完全に終わったとはいえません。今年もキテますよ。iPhone XSとiPhone XS Maxを使ってみた人たちが発見した不具合の数々。幸いなことにどの報告も致命的とはいえない軽微なものではありますが。

詳細を述べる前に、iPhone XSは最先端の最新機種で、発売から数週間しかたっていないでき立てホヤホヤ製品であることをお断りしておきます。こんな最新ばかりが盛り込まれた端末なのだから、新しいiPhoneに少しばかりのバグがあったからといって、はっきり言って僕なら驚きませんね。そんなの毎回のことだし。 特に2010年、iPhone 4の「アンテナゲート(Antennagate)」問題は記憶に新しいのでは。

でも、だからといってiPhone XSの不具合には目をつぶれと言っているわけではありません。全米から寄せられた今回の新機種にまつわる不具合報告の数々を買い替えを考えている人のためにまとめてみましたよ。

Chargegate(チャージゲート)

アンテナゲートの次は「チャージゲート」ですよ。充電の不具合です。またまた「ゲート」なんですね。「アンテナゲート」はiPhone 4で報告された不具合で、持ち方によっては電波の受信が悪くなるアンテナの不具合の総称でした。今回はiPhone XSとiPhone XS Maxの両方で、Lightning ケーブルに接続されたときにiPhoneの充電が自動で始まらない不具合を巷では「ChargeGate」と呼んでいるようです。AppleサポートのコミュニティとMacRumorsのフォーラムでも、一部のデバイスにケーブル接続時に充電の不具合があると報告されていました。一部の端末ではロックを解除してあげると充電が開始するという情報もあり、一部にいたってはまったく充電されないという報告も。すべての端末に発生するわけではなく、毎回発生するわけでもありませんでした。

iPhone XS/XS Maxで報告・修正された不具合まとめ

これはソフトウェアが原因の不具合で、iOS12.0.1ですでに修正されています。なお、ワイヤレス充電にはまったく不具合は報告されていません。

Antennagate 2.0

Antennagate 2.0は僕の造語ですが...。多くのiPhone XSとiPhone XS Maxユーザーが、米一部地域でのLTE受信状態が以前よりも悪化したことを報告しています。(多くは通信業者に米Verizonを使用)

これって、どうも数年前のアンテナゲート事件を彷彿とさせるんですよね。今回は手の持ちかたには左右されないため、よりタチが悪いです。

電波が断続的に途切れる事象も報告されています。MacRumorsのフォーラムでは次のような書き込みも。

サウスカロライナで 通信事業者にVerizonを使ってます。自宅にいるとき、私のiPhone Xは常にLTEで3つか4つの受信バーを表示する感じです。通信速度は安定しています。

昨日初めてiPhone XS Maxを使い始めたのですが、最初にアクティベートしてLTEに接続したとき(再起動させたり機内モードにしたり)には、受信状態はiPhone Xのときとまったく同じでした。ところが、数分経ってから、受信が悪くなりはじめ、データ受信ができなくなりました。LTEを無効にしたところ、3Gは受信でき、3G接続ではデータ通信に問題はありませんでした。LTEを再度有効にしてもう一度試したところ、やはり同じ現象が認められました。

これには仮説を打ち立てた人がいます。Appleが特許紛争を発端として米VerizonやSprintなどのCDMA(Code Division Multiple Access)キャリアの顧客のためにQualcommのモデムチップをIntelに変えさせたのがその原因という理論です。

以前Qualcommモデムを使用していた人たちのLTE接続が、泥沼の特許紛争によってモデムチップが変わったことにより一部地域で繋がりにくくなったのではないか、という説です。Appleの新しいアンテナの設計が原因とする説もあり、修正は不可能などという声もでているようですが、はたしてどうでしょうか。

いっぽうiPhone XSラインの機種でLTEではなくWifiのスピードが遅くなったと訴える人たちも。この問題は、2.4GHzと5GHzの切り替えに関連するバグで、iOS12.0.1ですでに修正されています。問題が発生した人たちは、2.4GHzと5GHzの両方のWiFi環境を持っていた人たちであり、遅い2.4GHzネットワークのほうに繋がってしまった人が問題を報告していたようです。

カメラ関連

アンテナゲートときてチャージゲートときたら、次はさしずめ「カメラゲート」と呼びたいくらいですね...。ですが、カメラ関連の問題はこれまでの2点とは異なり、どうも不具合ではなくカメラの機能についての問題のようです。みんな騒ぎすぎ。

フォーラムでは、iPhone XSカメラの特に前面のセルフィーカメラにおけるデフォルト美肌機能が過剰であると騒がれているようです。顔の写真で特にそのスムージングが顕著であるために、「ビューティーカメラ」というあだ名までつけられているようです。たしかに言われてみればiPhone XSの画像はなんとなくソフトがかっているような...。この点については米Gizmodoでの社内テストで、僕たちも気づいています。Appleはこの美肌モードについては公言していませんが、こんなのいらなかったっていう人が多いのにもうなずけます。少ない光量で撮影したときのノイズリダクション効果が効きすぎているのかもしれませんが。YouTubeチャンネルの「Unboxed Therapy」のエピソードでは歴代iPhoneのセルフィー写真を比較してこれをおもしろおかしく揶揄しています。

ブログプラットフォーム「Medium」の投稿の考察によれば、これはiPhone XSカメラの不具合ではないとしています。iPhone XSカメラのスムーズすぎる写真は、複数の露出を組み合わせてより現実的なコントラストを作り出すことが可能となった新しいSmart HDR機能ではないかとのこと。iPhoneソフトウェアでは、明るすぎるハイライトと暗すぎる陰影を、さらに細かなテクスチャにできるようになっています。 これにより肌がスムーズになる効果が得られたのではないかと。iPhoneでは短いシャッタースピードと高いISO感度が備わった複数の画像を同時に撮影するため、ノイズリダクションは必須です。Smart HDRソフトウェアはこれらの画像を組み合わせて、ノイズを除去しています。ざらついたテクスチャを拡大してみれば、局所コントラストが損なわれ、これらのテクスチャがスムーズに見えているのがわかります。

こんなのいらないって? この機能は幸いなことにオフにできるようですよ。カメラ設定でSmart HDRをオフにすると、スムージングをオフにしておけます。あと、顔に近づきすぎないように気をつければ、これを防ぐことができるようです。

いくつかの問題はiOS12.0.1で修正されていますが、本当に改善されたのかも気になるところ。新たな問題報告もお待ちしております。