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「G'zOne IS11CA」は、防水・防塵性能に加えて耐衝撃性能を備えたAndroid 2.3搭載のスマートフォン。6月下旬以降に発売予定。価格は3万円台となる見込み。
「IS11CA」は、IPX5/8準拠の防水性能、IP5X準拠の防塵性能を備えたタフネススマートフォン。メーカーはカシオ計算機で、製造と開発はNECカシオモバイルコミュニケーションズが担当している。
カシオがau向けに提供してきた「G'zOne」シリーズとしては国内初のスマートフォンとなる。カシオ計算機とNECカシオが米Verizon向けに提供している「G'zOne COMMANDO」の兄弟モデルに相当するが、デザインが異なるほか、おサイフケータイや赤外線通信といった日本独自が追加搭載されている。ワンセグには対応しない。
一方でタフネス性能は「COMMANDO」と同等で、前述の防水・防塵性能だけでなく、アメリカ国防総省の納入規格、いわゆるMILスペックに準拠した耐衝撃性能(MIL-STD-810G)を持っている。
このほか、ディスプレイは高輝度バックライトを備え、屋外での視認性を高めているほか、騒音環境下でも着信音を聞こえやすくするという大音量に対応したツインスピーカーを搭載している。
G'zOneシリーズの特徴でもあるアプリ群「G'zGEAR」としては、方位とその方向にある山などを表示する「EARTH COMPASS」、旅先で位置情報と温度を記録する「TRIP MEMORY」、温度計の「THERMOMETER」、潮位情報の「SEA TIDE」、日の出・日の入り時間を表示する「SUN/MOON」、方位・モーション連動の星図「STAR PLATE」の6種類を搭載し、一部はウィジェットもプリセットされる。
スマートフォン版G'zOne独自のアプリとしては、十字にスライドさせるだけでアプリを起動させるランチャーアプリ「アクティブ スロット」があるほか、ロック解除画面にはG'zOneシリーズのシンボルとも言える「丸窓のディスプレイ」をモチーフにした時計と方位系が表示される。
日本語入力システムとしては、「ATOK for IS11CA」を搭載。フリック入力にも対応するほか、NECブランドのiモード端末で採用され続けてきた、1タッチ1文字の推測入力「T9入力」にも対応している。電話帳アプリは各種SNSとの連携機能がある。
auのサービスとしては、CメールとEメール(ezweb.ne.jpドメインのメール)をはじめ、au one MarketやLISMOの各サービス、Skypeなど一通りのものに対応するが、緊急地震速報は発売時点では非対応で、後日アップデート対応の予定となっている。ローミング機能としては、CDMAとGSMのグローバルパスポートに対応。
ディスプレイは3.6インチ、480×800ドットのIPS液晶。カメラは約808万画素のCMOSカメラ。チップセットはMSM8655でCPUクロックは1GHz。内蔵ストレージは約400MB(暫定値)で、電池容量は1460mAh。充電はケーブルのみで、卓上ホルダには対応しない。
Bluetooth(2.1+EDR)、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、6軸センサー、GPSを利用できる。通信速度は下り最大9.2Mbps、上り最大5.5MbpsのWIN HIGH SPEEDに対応している。
32GBまでのmicroSDHCカードを利用できる。パッケージには8GBのmicroSDHCカードが同梱される。内蔵メモリの容量は約400MB(暫定値)。
大きさは約66×129×14.5mmで、重さは約155g。連続待受時間は約240時間、連続通話時間は約450分。ボディカラーはレッド、カーキ、ブラックの3色。
ブラック | レッド |