Xiaomiのハイエンドスマートフォン『Xiaomi 11T Pro』。Snapdragon 888を搭載する高性能モデルです。私はXiaomi 11T Proの他に『Zenfone 8』『OPPO Find X3 Pro』という同Soc搭載端末を所有。3端末のAntutuBenchmarkスコアが以下の通り。
Xiaomi 11T Pro(Snapdragon 888)のAnTuTu benchmarkスコア
ASUS Zenfone 8(Snapdragon 888)のAnTuTu benchmarkスコア
OPPO Find X3 Pro(Snapdragon 888)のAnTuTu benchmarkスコア
AntutuBenchmarkはスマートフォンの性能を総合的に示す代表的な指標。スコアはXiaomi 11T Proが『707141』、Zenfone 8が『799710』、Find X3 Proが『727662』。アップデート前、Xiaomi 11T Proは3端末の中でもっとも低い数値でした。
もっとも、Zenfone 8は電池の減りからみて端末に負荷がかかりすぎ。Xiaomi 11T Proは安定性を重視しているのでスコアがやや低めなのだろうと考えていました。しかしアプリの動作速度に影響を及ぼすスマートフォンの核、CPUスコアが低いのは正直気になるところ。
Xiaomi 11T Proは先日MIUIのバージョンを『12.5.3.0(RKDJPXM)』にアップデート。アップデート内容は『システムパフォーマンスの最適化』『システムセキュリティと安定性の向上』。
すでに様々な最適化及び効率化が行われたMIUI 12.5 Enhancedへの更新は完了していた同端末。更新直後にAntutuBenchmarkを計測するとスコアは『712832』。気になるCPUスコアが8千程度上昇していたので、個人的にはこの結果に満足していました。
Xiaomi 11T Pro(MIUI 12.5 Enhanced)のAnTuTu benchmarkスコア
しかしMIUI 12.5 EnhancedとXiaomi 11T Proの本領が発揮されたのは今回のアップデートでした。なんとAntutuBenchmarkスコアが『791842』まで上昇。え、何が起きたの?
Xiaomi 11T Pro(Snapdragon 888)のAnTuTu benchmarkスコア(1回目)
CPUスコアが4万弱も上がり、Zenfone 8を抜き去りました。ストレージやメモリの速度を示す『MEM』に加え、アプリの動作速度を示す『UX』も2万弱アップ。隠し持っていた潜在能力が一気に解き放たれた感じ。スーパーサイヤ人状態ですね。
注目すべくは電池の減りと温度上昇に変化がないこと。これはパフォーマンスを高めつつも、端末に無駄な負荷がかかっていない証拠。しかしこのスーパーサイヤ人状態を維持できるのか。2回目、3回目と休まず連続で計測。
Xiaomi 11T Pro(Snapdragon 888)のAnTuTu benchmarkスコア(2回目)
Xiaomi 11T Pro(Snapdragon 888)のAnTuTu benchmarkスコア(3回目)
ご覧の通りパフォーマンスは落ちていません。バッテリー温度は徐々に上がるも、リチウムイオンバッテリーが劣化するのは『45度』を超えてからとされています。つまり3回目を計測した時点でまだかなり余裕があるという事。
『カメラ』『充電速度』『ディスプレイ』の性能が素晴らしいので、Snaodragon 888搭載端末の中でAntutuBenchmarkのスコアが低くても正直気になりませんでした。しかしここに来てまさかの大化け。価格では同系列のハイエンドの中で最低クラスとなるXiaomi 11T Pro。もはや無敵か。
記事に書かれている内容
Xiaomi 11T Pro | |
---|---|
Soc | Snapdragon 888(5nm) |
容量 | 8GB/128GB、8GB/256GB |
電池 | 5,000mAh(最大120W急速充電) |
重量 | 204g |
画面 | |
カメラ | メインカメラ 超広角カメラ マクロカメラ フロントカメラ |
FeliCa | 対応 |
センサー | 近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、リニアモーター、IRブラスター、バロメーター、色温度センサー |
オーディオ | デュアルスピーカー(Harman Kardon監修、Dolby Atmos対応) |
SIM | nano SIM×2スロット |
OS | MIUI 12.5、android 11 |
OCN モバイル ONE、IIJmio、ahamo
ワイモバイル、LINEMO
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