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オムロン、アプリでデータ管理できるパルスオキシメータ。医療者向け

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オムロン パルスオキシメータ HPO-300T

オムロン ヘルスケアは、Bluetoothでスマホ連携が可能な「オムロン パルスオキシメータ HPO-300T」を、医療関係者向けに4月26日より販売する。価格はオープンプライスで、想定価格は約30,000円。

指先などに光をあてることで、SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)と脈拍数を測定する医療機器。SpO2は、新型コロナウイルス感染症の重症度を判断する指標としても活用されているという。Bluetooth通信機能を搭載し、スマートフォンアプリで測定データを管理できる。

SpO2と脈拍数を測定

肺から取り込まれた酸素は、赤血球に含まれるヘモグロビンと結合して全身に運ばれる。SpO2は、動脈を流れる赤血球中のヘモグロビンのうち、酸素と結合しているヘモグロビンの割合を皮膚を通して測定した値。健康な人のSpO2標準値は96~99%で、喘息やCOPDなどの呼吸器疾患によって正常に酸素を取り込めなくなると低下。SpO2が90%を下回ると呼吸不全が疑われるという。なお、パルスオキシメータの数値のみでは、新型コロナウイルスの感染判断はできない。

オムロン、アプリでデータ管理できるパルスオキシメータ。医療者向け

Bluetooth Low Energyを搭載し、同社のスマートフォンアプリ「OMRON connect」と連携。本体とスマホをペアリングし、測定時にアプリを起動することでSpO2と脈拍数のデータが自動転送される。測定値は「日/週/月/年」別に一覧で確認でき、グラフ表示に対応。測定データはCSVファイルに出力することで、簡単に医師と共有することができるという。またパルスオキシメータ本体に30回分のメモリ機能を備えているため、データ転送を忘れた場合でも一括で送信可能。

測定データをアプリで確認できるグラフ表示も可能

パルスオキシメータは指の腹側からLED光を照射し、爪側にある受光部のセンサーで血液の赤色度合いを検知するため、測定時に周囲の明かり(外乱光)がセンサーに当たると測定時に誤差が出るおそれがあるという。本機は装着時に機器の側面が覆われるデザインを採用し、外乱光の影響を軽減する。

本体のディスプレイにはカラー有機EL(OLED)を備え、測定結果を見やすくした。SpO2が90%以上の場合はブルー、呼吸不全の疑いがある90%を下回った場合は測定値をオレンジで表示する。表示スクリーンは180度回転できるため、シーンに合わせて医師/測定者の両側から測定値を確認できる。

測定誤差が出にくいデザインSpO2が90%以上の場合はブルー、90%未満はオレンジの数字で表示

SpO2の表示範囲は0~100%(1%単位)、測定精度は±2%(70~100%)。脈拍数の表示範囲は28~255拍/分(1拍/分単位)、測定精度は±2拍/分(30~99拍/分)。

本体サイズは約320×615×315mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約60g。電源は単四形アルカリ乾電池2本。電池寿命は約2000回(30秒/回)。医療機器認証番号は303AGBZX00010000。

スクリーンは180度回転式。医師/測定者の両側から結果を確認できる関連リンクGroup site links
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