COVID-19の感染拡大が猛威をふるうインドですが、現在のスマートフォン市場の状況はどうなのでしょうか。カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチは、インドにおけるスマホ市場についての最新調査を発表しました。
同社の調査によると、インドの携帯端末全体の市場は、スマートフォンとフィーチャーフォン(スマートフォンよりも前の世代の携帯電話端末)が両方とも好調で、2021年第1四半期に前年同期比で19%成長しています。フィーチャーフォン市場は、JioPhoneが新機種発売とその後のプロモーションで出荷が伸びたことを受け、前年同期比14%の成長を記録。また、中国深センにの携帯電話メーカーであるitelは、フィーチャーフォン市場の首位を守り、2021年第1四半期は21%のシェアとなりました。
インドのスマホ市場は今後どうなる? カウンターポイントが最新...の画像はこちら >>個別の企業では、Xiaomiがインドのスマートフォン市場首位の地位を死守。「Redmi 9」シリーズが特に好調で、2021年第1四半期は前年同期比で4%成長し、ベストセラー機種になりました。最近発売された「Redmi Note 10」シリーズも消費者の受けが良く、これらの機種は、OLED(有機EL)ディスプレイ、デザイン、カメラ機能(108MPixel)を重視しており、同社はBYD、DBGなどのEMSと提携し製造拠点を拡充しています。