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Meituはなぜスマホ事業から撤退したのか? 中国の“セルフィー競争”を振り返る:山根康宏の中国携帯最新事情(1/2 ページ)

書かれた 沿って mobilephonebrand

ついにスマートフォンの製造から完全撤退するMeitu

インカメラに全てをかけたMeituの歩み

Meituはスマートフォンではなく、アプリからスタートした

Meituはなぜスマホ事業から撤退したのか? 中国の“セルフィー競争”を振り返る:山根康宏の中国携帯最新事情(1/2 ページ)

<2011年にXiaomiが低価格、高性能のスマートフォン「Mi 1」を発売すると、中国で爆発的な人気となった。Xiaomiはもともと他社のスマートフォンのAndroid OSを快適に動作させるカスタムROM「MIUI」を開発していた企業で、ハードウェアは一切手掛けていなかった。しかしスマートフォン製造のハードルが年々下がったことで、自社開発ROMを搭載した自社スマートフォンの開発に踏み切ったのだ。

Xiaomiのスマートフォン参入がMeituに大きな影響を与えたといえる

Meitu初のスマートフォンはまだ普通の形状だ。800万画素インカメラが大きな特徴

<2014年発売となる2世代目の「Meitu 2」では早くも前後1300万画素カメラを実現。セルフィースマートフォンとしての知名度を徐々に高めていく。このモデルからは本体上下に角を付けた六角形のデザインとしたが、これは当時中国で人気だったカシオのセルフィーカメラ「TR」の影響を受けていたことは間違いない。そしてMeituは毎年のようにセルフィー機能を強化したスマートフォンを投入していく。本体カラーはホワイトやピンクで、ターゲットユーザーは女性だった。

カシオのTRは日本でヒットしなかったものの、中国語圏でセルフィーカメラとして大人気となった

女子スマホメーカーとして一時は人気のあったDoov、今はその面影は全くない

次々と新たな美顔機能を搭載していったMeitu。唯一無二のスマートフォンとなっていったセルフィーだけでは勝負できなくなった