実際、我が家では冬場だと電気料金が月1万円を超えるので、2021年初等には500円相当のポイントを貰いました。電気料金自体が安くなればもっと嬉しいですが、それでも今まで東京電力がなんのポイントも配っていないことを考えれば、メチャクチャお得。契約のスイッチングについては相当悩みましたが、契約から1年経ってみた今は、本当に変更して良かったと感じています。
そして、事前の想定以上だったのが「auでんき」アプリの出来です。「auでんき」に移行すると、毎月の検針票は自宅ポストに投函されなくなり、よって領収書も紙では発行されません。それを代替する位置付けの専用アプリなのですが、このビジュアルが凝っていて、ちゃんと実用的なのです。
メイン画面電気利用量・料金の週単位グラフ上部の画像左がアプリのメイン画面、右が週単位の利用量グラフ画面です。メイン画面では、月初からアプリ起動時前日までの電気料金(使用量ではない)がきっちり表示され、1日でどれだけ増えたかを明示してくれます。また、このペースでいくと月末にどれだけの料金になるかも予測してくれます。この時点でもう、紙の検針票よりはるかに親切です。
もちろん料金が分かったからといってすぐ電気利用量を減らせる訳ではないかもしれませんが、意義はあると思います。「月9000円なら1日換算で300円」と頭で分かっていても、夏場でたまたま雨の降った日が272円だったりするのを見ると、やはり気候と電気料金の連動性を再認識し、ひいては環境問題への意識にも影響するのではないでしょうか。
算定した利用量および料金はアプリ内で継続的に確認でき、前月比・前年比もグラフで簡単にチェックできます。この積算具合がもうなんといいますか、フィットネストラッカー的で、とにかく興味深いです。もし私が「auでんき」からさらに別の新電力会社にスイッチするときは、このグラフが見られなくなってしまう……。ここでもう、囲い込まれてしまっている筆者なのでした(笑)
ちなみに、かなり込み入った話になりますが、現在では「auでんき」アプリのAndroid版は、Google Playストアから配信されています。auの独自アプリストアに頼ることなく、一般的なAndroidスマホでアプリを入手できます。